手取り15万円でも車を所有できる?月額シミュレーション・購入予算の決め方・おすすめ車種
目次
【家計シミュレーション】手取り15万円でも車を所有できる?
手取り15万円で一人暮らしをしている人が車を購入した場合、家計の収支はどのようになるのでしょうか。「地価が高い場合」「地価が低い場合」に分けた場合のシミュレーションは以下の通りです。
地価が高い場合の家計シミュレーション
地価が低い場合の家計シミュレーション
※参考:2022年度家計調査
手取り15万円の一人暮らしでも車の所有は可能ですが、あまり家計に余裕はありません。特に地価が高いエリアでは、生活費をかなり切り詰めなければいけないでしょう。
地価が高いエリアは駐車場代が高いため、車の維持費も高くなります。諸々の生活費を切り詰めて、ようやく月1万円の車両代と3万円の維持費を捻出できる程度です。8年間車を所有しても、「月1万円×12ヶ月×8年間」で96万円しか車両の予算を確保できません。一方、地価が安いエリアなら車両代に月2万円ほど充てることができます。
実家暮らしで家賃や水道光熱費が不要な場合は、車を所有しても生活費に余裕を持てるでしょう。
手取り15万円の場合の車購入予算の決め方
一般に、車の購入予算は「年収の半分まで」が目安と言われています。またローンを組む場合、借入額の上限は「年収の3〜4割」が目安です。
手取り15万円の場合、控除されている税金や社会保険料を含めた月給は19万円程度です。ボーナスが3ヶ月分ある人なら年収は約300万円、ボーナスがない人なら約230万円程度になります。そのため車の購入予算の目安は約115~150万円、ローンで借りられる金額はボーナスありで約90~120万円、ボーナスなしで約70~90万円です。
購入費用には車両代金以外に諸費用が含まれる
車の購入時には、車両代金だけでなく諸費用もかかります。諸費用は購入時に車両代金以外でかかる費用の総称で、金額の目安は車両代金の1~2割程度です。
諸費用の中にも「法定費用」と「手続き代行費用」があり、法定費用は税金や自賠責保険料など法律で定められた費用を指します。一方、手続き代行費用は名義変更や車庫証明書の取得など各種手続きの代行費用です。
諸経費について、詳しくは下記のページで解説しています。
月々の維持費の内訳
車は「買って終わり」でなく、購入後もガソリン代や駐車場代、自動車保険料、車検費用などの維持費がかかります。ここではボディタイプごとに、月々の維持費の試算例をご紹介します。
※年間走行距離10,000㎞、レギュラーガソリン171円/L、ハイオク182円/L、軽油151円/Lとして計算。
※計算に使用した燃費消費率は新車時のカタログ燃費であり、グレード・駆動方式・車両重量などにより異なる。
※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なる。
※自動車税、軽自動車税は2022年4月1日以降に購入したとして計算。
※自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もり。
※車検点検料はガリバーの車検サービスを利用した場合の目安費用。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等交換作業工賃や部品代は含まれておりません。
※駐車場代は月々10,000円として計算。
※洗車を1ヶ月に1回2,000円、オイル交換を6ヶ月に1回5,000円、バッテリー交換を2年に1回20,000円、タイヤ交換を4年に1回50,000円で行ったとして計算。
※上記はあくまで参考値となります。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください。
上記のように、一般に月々の維持費は3〜4万円程度かかります。
維持費が最も安いのは軽自動車です。燃費が良いことに加え、税金や車検法定費用も普通車に比べて安いです。普通車の場合は、車体や排気量の大きな車ほど維持費も高くなる傾向があります。そのためコンパクトカーに比べると、SUVやミニバンの方が維持費は高いことが多いです。
維持費の細かな内訳については、以下のページで解説しています。
手取り15万円で買えるおすすめ車種
手取り15万円の場合、車の購入予算は「充分にある」とは言えません。家計への負担が大きくならないように、以下の条件を満たす車を選ぶようにしましょう。
- 車両代金はボーナスがないなら約120万円、ボーナスがあれば約150万円まで
- 排気量が大きすぎず、燃費がある程度良い(=維持費がかかりすぎない)
- ライフスタイルや利用用途に合っている
以下は、このような条件を満たす車の一例です。
※2023年11月時点のデータ
新車で予算120~150万円で買える車は少ないですが、中古車なら選択肢が広がります。価格を意識するあまりライフスタイルや利用用途に合わない車を買っては本末転倒です。中古車も含めて検討することで、予算内で、かつ利用用途などに合った車を探しましょう。
ガリバーでは「120万円以下で買える7人乗りの車」「予算内で安全装備が充実した車」など、お客様それぞれの予算やご希望に合う車をご提案しています。以下のリンク先からもご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問合せください。