ＲＸ－８（マツダ）ベースグレード ABA-SE3P(10022901) の画像

1999年10月に開催された東京モーターショーに参考出品した「エボルヴ」の市販バージョンとして2003年春に発売された。RX-7に続くロータリーエンジン専用モデルとなることからRX-８と命名されている。RX-7に代わる新しいタイプのスポーツカーで、利便性に優れたセダンフォルムにユニークな観音開きドアを採用した。エンジンは２ローターのロータリーだ。13B-MSPの型式が与えられ、13Ｂ型エンジンの進化版である。単室容積654cc×２ローターの13Ｂ型ロータリーを正常進化させたものだが、新設計と言えるほど内部に手を加えた。しかも、自然吸気エンジンだ。実用域のトルクを太らせるために可変吸気システムを採用し、２種類のチューニング・メニューを用意している。高性能版のタイプＳは６速MTだけの設定だ。08年３月にマイナーチェンジを行い、新グレードとしてタイプRSを設定。最終モデルは11年11月に2000台を限定発売した特別仕様車、スピリットRである。12年６月に生産を終了し、ロータリーエンジンの生産は途絶えた。

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