この記事の目次 CONTENTS
車のNAとターボの違い
オカルトグッズで簡単に充填効率をアップ!
F1-Zの装着方法
実際の効果は?

ライター紹介

自動車ライター&エディター

近藤 暁史 氏

某自動車雑誌の編集者から独立。その前はファッションエディター(笑)。とにかくなんでも小さいものが好きで、元鉄チャンで、今ではナローゲージを大人買い中。メインのクルマは19歳の時に買ったFIAT500。エンジンのOHからすべて自分でやり、今やもうやるところがない状態でかわいがっております。表向きは自動車ライターながら、業界唯一の省燃費グッズの評論家というのがもうひとつの顔。

車のNAとターボの違い

エンジンは常に空気を吸って、爆発を起こしている。
自然に吸い込むのがNAと呼ばれる自然吸気エンジン(ノーマルアスピレーション)というもので、強制的に押し込のがターボといわれる。
空気が入る率を充填効率(エンジンの吸入効率)といって、この効率が良い方が爆発も高まるので、パワーも出るし、燃費も良くなるというわけだ。

オカルトグッズで簡単に充填効率をアップ!

じゃあ、充填効率を高めればいいのでは?と思うかもしれないが、これが簡単にはいかない。改造も必要になるので手間も費用もかかり、現実的でないのだ。

そこで登場するのが今回紹介するオカルトグッズである。
今回活躍する商品は、F1-Zというもので、パワーランチャーともいわれる。どちらが商品名かわからないのは、オカルトならではの魅力といったところか。

F1-Zの装着方法

箱を開けてみると、中に入っているのは筒状のパーツとゴムのジョイント(なぜか3つ)。
そして親切心なのか、中身がゴロゴロと動かないようにするためなのか、軍手が入っている。

筒の内側にはファンが付いていて、指で押すだけでクルクルと回る。
つまりこれが吸い込む空気を押し込む役割をするわけだ。
ということで、装着自体は空気を吸う経路の間に付けるというか、挟み込んで付ける。

ファンは意外と大きい

ただ気になるのは、ファン自体は結構な大きさなので、吸い込むのに邪魔になるのでは?という気がするということ。
しかもファン自体は空気の流れによって自然に回るだけなので、それで押し込まれるのかということ。

内部はこんな感じで、ファンが装着されている。しかも金属製でかなりガッチリとしていて、耐久性もありそう。

エアクリーナーボックスに設置

問題はどこに付けるか。大幅に改造するならあちこちあるけど、ノーマルを生かすとなると、場所が限られる。エアクリーナーボックスの中に付けてみることにした

装着は15分くらいで完了!

実際の装着は場所選びに少し時間がかかるものも、見つけてしまえば15分ぐらいで完了だ。

実際の効果は?

早速走ってみると、エンジンルーム側から聞くとヒューという音が感じられるが、車内からだとまったく聞こえないので、気になることはない。
走り出してみると、普通に走っている分には変わりなし。
ただ、一気に加速すると若干伸びる気がする。
もっと違うのは、アクセルを戻してもう一度加速するときで、ファンが回り続けているからか、もたつくことなく、再加速できる。

わかりづらい効果もオカルト系ならでは

凄く効果があって凄くオススメというわけではないけど、違和感が出るわけでもないので、
オカルト系チューニングアイテムとしてはオススメかも。残念ながら燃費は良くも悪くもならずだった。