この記事の目次 CONTENTS
ブレーキのチューニングは時間もお金もかかる
マジカルストップで手軽にブレーキの効き目をアップ!
マジカルストップの使い方
塗ったあとは強く踏んで皮膜を作る
その効果は?

ライター紹介

自動車ライター&エディター

近藤 暁史 氏

某自動車雑誌の編集者から独立。その前はファッションエディター(笑)。とにかくなんでも小さいものが好きで、元鉄チャンで、今ではナローゲージを大人買い中。メインのクルマは19歳の時に買ったFIAT500。エンジンのOHからすべて自分でやり、今やもうやるところがない状態でかわいがっております。表向きは自動車ライターながら、業界唯一の省燃費グッズの評論家というのがもうひとつの顔。

ブレーキのチューニングは時間もお金もかかる

ブレーキがもう少し効いてくれると安心して走れたり、楽しく乗れたりするのに、と思うことがあったりする。まぁ、効かないクルマがけっこうあった昔ほどではないけれど、やっぱりもう少し効いたほうがいいのはたしか。ただ、ブレーキの効きをよくするのは、手間もかかるし費用もかかる。

マジカルストップで手軽にブレーキの効き目をアップ!

そんなときに使ってほしいのが、マジカルストップというグッズ。なんともユーモラスな名前だけど、実は10年以上前からある老舗的なアイテム。なぜブレーキの効きがアップするのかは不明だけど、そういう意味ではオカルトを超えた商品といえるのかもしれない。

マジカルストップの使い方

使い方はとても簡単で、ブレーキのローターに塗るというか筋を入れるだけ。スポークタイプのアルミホイールならそのまま塗れるので、とくに手を汚すこともなく、あっという間に作業終了。
また、ブレーキが見えないホイールなら外して塗ればいいし、ドラムブレーキでもドラムさえ外せれば塗るのは可能だけど、フロントだけでも十分。もちろんたくさん塗ったほうが、効果は出やすい。

見た目は女性がメイクで使うグロスみたい

使い勝手もよし。メイクアイテムみたいなペンタイプで、お尻のダイヤルをぐりぐりと回すと、先の筆部分にニュルニュルとクリーム状の中身が出てくる。

塗ったあとは強く踏んで皮膜を作る

塗ったあとは強く踏むことが必要で、初めての使用だと、塗っては踏むを3回繰り返して、皮膜を作る必要がある。効果自体は、一度塗るとだいたい300〜400kmぐらい持続するので、ガソリン満タンに1回ごとに塗ればいいだろう。

適量出したら、ローターに塗る。放射状に3本入れるだけなのだが、強いて言うなら、パッド全体に行き渡るように真ん中から外端までしっかり塗ることをおすすめする。

その効果は?

肝心の効果は、まず最初の強く踏むときはなんだかヌルっとしているが、そのあとはグイってつかんでいる感じに変化。ディスクをパッドがガッチリと挟み込む感がひしひしと伝わってきて、実に不思議。ただクリームを塗っただけなのに……。
手間はかからず、ブレーキ性能アップするなんて、うれしい限り。しかもブレーキの寿命自体が伸びたり、汚れを減らしてくれたりなど、効き以外にもいろいろと効果あり。一度使ってしまったら、ないと不安になりそう。