中古車やブランド品、そして住宅だけでなく、ゴルフ用品も中古品が人気だ。実際に新品だけでなく中古品を扱う業者も増えており、『フェスティバルゴルフ』のような中古ゴルフクラブの専門店も存在する。
フェスティバルゴルフの稲葉氏によれば、「最近はメーカーの販売価格の下落スピードが速くなっており、中古品においても買い控えが起きてしまっている」という。とはいうものの、新作モデルから旧作モデルまで、幅広い商品群から選べたり、絶版の人気クラブなど、中古品でしか手に入らないものもあり、中古ゴルフクラブ市場は根強い人気をキープしているようだ。さらに初心者にとっては初期投資が少なくて済むなど、ムリや無駄のないスマートなゴルフライフを送れるのも魅力といえる。
また、これも不況の影響などがあるのか、売れ筋の価格帯が約2割(アイアンの場合で約1万円前後)ほど下がっているという。また新作モデルよりも旧モデルで安価な商品の方が人気とのことで、やはり全体的な価格帯は下がりつつある。これは「趣味は楽しみたいけど、出費は抑えたい」という消費者心理の表われかもしれない。そういった意味では中古ゴルフクラブを選ぶというのは、ムリをせずにゴルフ楽しむことができる賢い考え方といえる。
中古ゴルフクラブの魅力は、すでに書いたとおり、少ない投資でゴルフを始められること。また中古でしか手に入らないクラブなどもあり、単に価格の安さというだけではないメリットもある。ただ、ゴルフクラブに限った話ではないが、中古品というと品質が気にある部分ではある。今の時代、安かろう悪かろうでは消費者も納得はしない。
そこでフェスティバルゴルフでは、買い取ったゴルフクラブを入念にチェックするのはもちろん、スタッフの接客力にも注力しているという。たとえはゴルフクラブに対する知識などで、新作だけでなく、旧作モデルに関しても商品の特徴などを把握したスタッフを揃えている。このおかげで、たとえ古いゴルフクラブでも自分のプレースタイルやレベルにあったゴルフクラブを探すことができ、結果的に満足できずに買い換えるというような失敗もなくなる。
さらに店頭だけでなくネット上でもゴルフクラブの買い取りサービスを行なうなど、法令を遵守しながら、スピーディで安全な買い取りスキームを実現しているのもフェスティバルゴルフの魅力だ。