アラフォー世代も感涙!?
2009年の輸入車市場が軒並み前年比ダウンと伝えられる中、ほぼ前年同様の販売台数16171台(2009年1月〜12月)をたたき出すなど、その勢いが止まらないアウディ。今度のニューモデルは「4ドアクーペ」だという。アウディ ジャパンは1月13日、アウディの中核モデルである「A4/A5」ファミリーに新たなバリエーションとして『アウディ A5 スポーツバック』を追加した。
「A4」シリーズはこれまで、セダンボディに加えてステーションワゴンの「アバント」、クーペの「A5/S5」、オープンの「A5カブリオレ」、さらに兄弟車としてSUVの「Q5」までラインナップを拡大してきたが、今回さらに4ドアクーペを追加してきたことになる。
4ドアクーペと聞くと、20数年前に日本でブームを巻き起こした「カリーナED」を思い出すアラフォー世代の筆者だが、A5 スポーツバックの狙いどころも実際全く同じ。要は、”まるでクーペのようなカッコイイ4ドアセダン”、だ。ただし、カッコ重視のやせ我慢で実用性や広さは二の次だったカリーナEDに対し、アウディの場合はもっと欲張り。A5 クーペのスポーティさやエレガントさ、A4 アバントの使い勝手、そしてA4 セダンのフォーマルさと3つを兼ね備えたイイトコ取りを狙っているのだ。もちろん、大人4人のための室内空間と荷室も十分に確保されている。
「2.0TFSI」4気筒 2.0リッター直噴ターボエンジンを搭載
日本仕様のアウディ A5 スポーツバックは、当初「2.0TFSI クワトロ」1グレードのみの設定。価格は575.0万円だ。ただしデビュー記念モデルとして、特別装備をふんだんにおごった「アウディ A5 スポーツバック エクスクルーシブ リミテッド」(751.0万円)を限定20台で発売する [※価格は全て消費税込み]。
A5 スポーツバック 2.0TFSI クワトロに搭載されるのは、A4などで好評の「2.0TFSI」4気筒 2.0リッター直噴ターボエンジン。レスポンスに優れ高効率なデュアルクラッチ式「7速Sトロニック」と組み合わされ、最高出力211ps(155kW)/4300-6000rpm、最大トルク35.7kg-m(350N・m)/1500-4200rpmの力強い走りと、10・15モード燃費12.0km/Lの低燃費を両立させた理想的なパワートレインである。もちろんグレード名にあるように、言うまでもなくアウディ自慢のクワトロ(4輪駆動)である。
今から4年前の2006年、輸入車プレミアム市場で11.5%のシェアを持っていたアウディは、ここ数年でさらに急伸を遂げ、2009年には実に19.1%のシェアを獲得している(アウディ調べ)。これは、2009年期初計画の17%を大幅に超える数値だ。そして、1月早々から力作のニューモデルを投入したアウディ。2010年もこの勢いは止まりそうにない。
ドイツ・アウディ AG デザイナーのセザール・ムンタダ氏が記者発表会場で描いた「アウディ A5 スポーツバック」のイメージスケッチ
A5のカタログ情報
- 現行モデル
- 平成29年4月(2017年4月)〜現在
- 新車時価格
- 643.0万円〜759.0万円
A5の在庫が現在1件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。