驚異のエアロダイナミクス、CD値0.24!
Eクラスに、14年ぶりのクーペが復活した。メルセデスベンツ日本は7月29日、今年5月に登場したメルセデスベンツ 新型Eクラスに新たなラインナップ「Eクラスクーペ」を追加した。伝統的なピラーレスクーペスタイルを踏襲しながらもシャープで先進的なイメージを融合し、新時代のプレミアムクーペに相応しい仕上がりとなった。
新型Eクラスクーペのスタイリングは、Eクラスクーペ伝統のBピラーレスで開放感あふれるサイドウィンドウと、1960年代のメルセデスをモチーフとしたリアフェンダーがエレガントな印象を与える一方、新型Eクラスセダン同様にシャープでスクエアな先進性とが巧みに融合され、独特の魅力を放つ。ちなみに空気抵抗を示すCD値は実に0.24。市販車ではトップレベルの驚きの数値を表す[欧州値]など、エアロダイナミクスの面でも先進性を示す。また日本仕様のメルセデス車としては初めてLED内とドライビングライトを採用。独特の存在感をアピールするとともに、夜間の安全性を高めた。
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Eクラスクーペ E500クーペ AMG スポーツパッケージ[欧州仕様車] リアビュー
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Eクラスクーペ E550クーペ V8 5.5リッターエンジン
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Eクラスクーペ スタイリング[欧州仕様車]
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Eクラスクーペ [欧州仕様車] リアビュー
電子制御エアサスペンションシステムで乗り心地とスポーティ性能を両立
インテリアも、ヘッドレスト一体型のシートが独立して配置されたレイアウトとされるなど、Eクラスクーペの独自性が表現されている。後席への乗降は電動でシートスライド出来るイージーエントリーを装備した。安全面においては、運転席ニーエアバッグを初めとする9エアバッグを採用。Eクラスセダン同様に歩行者保護を目的とするアクティブボンネットを採用したほか、Bピラーレスながら衝突安全性にも優れる堅牢なボディ構造とした。
日本仕様のラインナップは、V6 3.5リッター搭載の「E350クーペ」と、V8 5.5「E550クーペ」の2タイプ。E550クーペとAMGスポーツパッケージ仕様車には、連続可変制御ダンパー搭載の電子制御エアサスペンションシステム「ダイナミックハンドリングパッケージ」を採用。乗り心地とスポーツ性を兼ね備えた仕上がりとした。価格はE350クーペが860.0万円[右/左ハンドル]、E550クーペが1095.0万円[左ハンドルのみ](※ともに消費税込み)。本国では既に用意されている新コンセプトの直噴ガソリンCGIエンジン車などはまだ設定がない。こちらの追加にも期待したいところだ。
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E500クーペ AMG スポーツパッケージ[欧州仕様車] インパネ周り
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E500クーペ AMG スポーツパッケージ[欧州仕様車] 4座独立式シート
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Eクラスクーペ パノラミックスライディングルーフ[欧州仕様車]
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メルセデス 新型 Eクラスクーペと、Eクラス セダン[欧州仕様車]
代表グレード | 新型Eクラス E350 クーペ |
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4705x1785x1395mm |
車両重量[kg] | 1670kg |
総排気量[cc] | 3497cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 272ps(200kW)/6000rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 35.7kg-m(350N・m)/2400-5000rpm |
トランスミッション | 電子制御7速AT |
10・15モード燃焼[km/l] | 9.1km/L |
定員[人] | 4人 |
消費税込価格[万円] | 860.0万円 |
発売日 | 2009年7月29日 |