トヨタ iQ 走り
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シートベルトのタングが引っ掛かる

 いつもの通りiQに乗り込んで、ドアを閉め、シートベルトをしようとしたとき、シートベルトのタング(ベルトについている差込用金具)が引っ掛かってしまうことが多い。
シートのバックレストの横とドアとの隙間が狭いから、そこに引っ掛かってベルトが引き出せない。バックルの方向を手で修正してやっと出てくる。
 ベルトのストッパーのところで垂れ下がっているバックルの角度を変えるのは、シートベルトの安全上難しいだろうから、バックルがベルト上で止まる位置を変えることが解決策になるかもしれない。あるいはシートのバックレストの横をもう少しだけスリムにするとか、ドア側の内張りのパネルを凹ますなども有効だが、大掛かりな変更になってしまう。シートレールの修正で、シートの位置を少しだけ(数mm)内側にするという手もある。

トヨタ iQ シートベルト
手で持ち上げているキラキラしているのがタング。その下に見えるボタンがストッパー。
トヨタ iQ シートベルト
引っ張り出そうとするとシートのバックレストの横とドア、またはBピラーに引っ掛かって出てこない
トヨタ iQ シートベルト
降りてドアを閉めようとすると、このようにタングが横を向いて閉まるドアと挟まる。

乗り降りが上品になるという意外な効果も!?

 iQから降りてドアを閉めるときにも、シートベルトのバックルがシートとドアに挟まれてしまうこともある。バックルがシートとドアの間のブリッジのようになってしまうのだ。一応ドアは閉まるが、ドアを閉めたときの音が変なので気が付く。
 乗り込んでドアを閉めたときに同じことが起こることもある。このときはタングがきっちりと挟み込まれているから、もう一度ドアを開けてタングを引っ張る。
 こんなことを繰り返していると、乗り込んでドアを閉める前にシートベルトを引っ張るクセがついてしまう。降りるときも同様で、シートベルトとタングを手できれいに収まるように整えてからドアを閉めるようになる。
 まあ上品な乗り降りになるから、それはそれでいいのだが、気を使わなくてもうまく収まってくれよ、と言いたくなる。

代表グレード
「iQ」100G(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
2985x1680x1500mm
車両重量[kg]
890kg
総排気量[cc]
996cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
68ps(50kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
9.2kg-m(90N・m)/4800rpm
ミッション
Super CVT-i(自動無段変速機)
10・15モード燃焼[km/l]
23.0km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
150万円
発売日
2008年11月20日
達人プロフィール: こもだ きよし
職業:モータージャーナリスト
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)、JAF交通安全委員会委員、セーフティドライビング・インストラクター・アカデミー会長、警察庁運転免許制度に関する懇談会委員、BMWドライバー・トレーニング・チーフインストラクターなど...

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