注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:トヨタ パッソ セッテ

トヨタ 新型 パッソ セッテの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車研究所)

 08年、突如我々を襲った原油価格高騰をひとつの契機として、燃費の良いクルマの人気が今まで以上に高まっています。そういった市場背景の中で生まれたのがトヨタのミニバン「パッソ セッテ」と兄弟車「ダイハツ ブーン ルミナス」。小型車「パッソ/ブーン」をベースとした経済性の高いコンパクトミニバンです。

 一般にミニバンは多人数が乗車出来る設計のため車体が大きく、その分車重がかさみ燃費の面で厳しくなってしまうのですが、居住性を多少犠牲にすることによりコンパクトに仕上げ、運転しやすさや経済性の高さを追及したのがこのパッソ セッテなのです。実際のところ多くのユーザーにとって定員乗車で利用するシーンは少なく、3列目シートの居住性を多少犠牲にしても普段の取りまわしやすさや経済性を求める声は多いはず。パッソ セッテは、より合理的な実用ミニバンとして登場したわけです。

 トヨタには「シエンタ」という同クラスのミニバンが既にラインナップされており、当初パッソ セッテはシエンタの後継モデルと見られました。しかし実際のところシエンタも継続して販売されており、このクラスに2モデル存在することになりました。そこで残念なのが、シエンタの10.15モード燃費が18.6km/Lに対し、後から出たパッソ セッテが15.6km/Lと差を付けられていること。搭載するエンジンやトランスミッションも違うので差が出るのは当然なのですが、同クラス同排気量のクルマということを考えると燃費性能をもう少し上げたかったところ。特にコンパクトカークラスの場合、カタログに記載される燃費の差は大きな選択基準となるので残念なところですね。

今回のクルマ
Specifications
グレード
X(FF)
ボディサイズ
4180×1695×1620mm
トランスミッション
4速AT
総排気量
1495cc
最高出力
109ps(80kw)/6000rpm
最大トルク
14.4kg-m(141N・m)/4400rpm
10・15モード燃焼
15.6km/l
定員[人]
7人
発売日
2008/12/25
車両本体価格
\1,490,000

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パッソ セッテ リセールバリュー診断

 パッソ セッテのリセールバリューは3年後最大64%のAランク。平均より高いこの結果は、ミニバン+コンパクトというコンセプトのニーズの高さが加味されています。また、ホンダのフリードやトヨタ・シエンタ、セッテの姉妹車であるダイハツ・ブーン ルミナスと、ライバル車が少ないことも良い影響を与えました。昨年まで日産のキューブ キュービックもありましたが、フルモデルチェンジで消滅したことでライバルがさらに減っています。

 経済性・燃費などの項目に加え、取り回しも良く乗り手を選ばないということもパッソ セッテのプラス要素です。これに最新のエコ性能であるハイブリッド技術が組み合わされ、価格ももっと安くなれば、今の時代に理想的なクルマなのかもしれませんね。ただ小型の3列シート車にモーターや大量のバッテリーを搭載するスペースを確保するのは今の技術では困難。当面新しいライバルは登場しないでしょう。当面パッソ セッテの人気も安定し継続するでしょう。

車両本体価格
\1,490,000
登録など諸費用
約\250,000
値引き
\-100,000
トヨタ 新型 パッソ セッテ X 3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
47〜64% A
約 \ 690,000

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