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「心の豊かさを提供したい!」…優雅さを備えた『卑弥呼』誕生
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「心の豊かさを提供したい!」…優雅さを備えた『卑弥呼』誕生

 12月3日、MITSUOKA東京ショールームにて、光岡の新型オープン2シーター「卑弥呼」の発表会が行なわれた。
 新型「卑弥呼」は、1990年、2000年に発売された「ラ・セード」の後継車にあたるモデルだが、10年の年月を経て、時流にあった商品として今回デザイン、ネーミングも新たに誕生した。マツダ「ロードスター」をベースに、光岡のオリジナルデザインを施している。
 発表会では、光岡自動車会長・光岡進氏が冒頭挨拶を行い、「『ラ・セード』はアメリカンドリーム的な派手なクルマ。10年経ち、今ではもう派手なクルマに自分で乗るのは恥ずかしくなって…(笑)。日本人の心、奥ゆかしさと品のある車を仕上げたいと、今回『卑弥呼』を手掛けた」と語った。 
 「卑弥呼」の名は、優雅さと品格が備わった邪馬台国の女王・卑弥呼から名づけられ、「ラ・セード」を男性的な王と例えるのに対し、「卑弥呼」は女王の気丈さ風格を表したという。それは、サイズ感にも象徴され、新型「卑弥呼」は「ラ・セード」に比べ、ダウンサイジング、軽量化をはかったことで車両取り回しも楽になり、女性でも運転のしやすいサイズとなった。
 新型「卑弥呼」は、12月4日から全国一斉発売。年間受注台数は35台を予定している。

新型「卑弥呼」のデザイン・企画プロデュースを担当した光岡・青木孝憲氏(画像右)。女王の気品と品格を備えた「卑弥呼」のデザインコンセプトを語る。青木氏は、同じく光岡「オロチ」のデザイナーでもある。

青木氏が「豪華客船が大海をかき分けて進む波のイメージ」と美しさを自負するフェンダーライン。「自動車は夢(ロマン)を語るもの。物質的満足感以上に心の豊かさを提供したい」とする光岡の信条がそこに!

「クルマは生き様を表さなければいけない!」と語った青木氏。他の光岡車同様、1台ずつの手造り生産に「この職人芸が光岡の得意とするところ。『卑弥呼』はその完成体」と誇った。

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( レポート&PHOTO:CORISM編集部 )