セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」
セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」上部
メーター状のディスプレイの背後には、大型の一体型GPSアンテナを備える。測位性能は16chパラレル受信と高感度だ。
セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」サイド
真横からみるとメーターにしか見えない。本体を支える専用マウントは両面テープを使いダッシュボードに直接設置するタイプ。
セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」背面
大きく張り出したアンテナ部は車種によっては取り付けの制限が出そう・・・。電源スイッチと、データー更新用のUSB端子が備わる。
これまで愛用していたGPSレーダー探知機

 「自分は安全運転だからレーダー探知機なんていらないよ!」なんて言っているそこのあなた。レーダー探知機は何も“飛ばし屋さん”だけのグッズではありません。いまや、セーフティドライブをサポートしてくれる安全促進装置なんです!
 
 レーダー探知機がこの世に登場したのが、今から20年以上前。モータリゼーションの拡大により、速度超過が原因の事故も激増。事故抑制のため頻繁に速度違反の取締りが行われるようになり、レーダー探知機の必要性が求められてきました。当初はレーダー波のみを警告する“鳴物”でしたが、昨今では、カーナビなどでおなじみのGPSを使用したモデルが主流となり、単なる速度取り締まり機に対する警報機から、安全運転をアシストするアイテムとして、進化を遂げています。
 ボクも初期のGPSレーダー探知機を装備していましたが、最近どうも感度が悪く、ここぞという時に仕事をしてくれません。そこで、数年ぶりに刷新する事に。いやー、それにしても、最近のモデルはどれもスゴイ!アナウンス&大画面カラー液晶の組み合わせで“見て、聞いて”の警報がトレンド。
 
 そんな数ある最新レーダー探知機の中から、ボクが一目惚れをしたのが、“メーター型”レーダー探知機「セルオートSR-350SE」。どんなクルマにもマッチするラウンドフェイスデザインは、ありそうでなかった円形。早速、愛車のダッシュボードに設置し、その実力を試してみることにしました。

専用マウントで取り付け場所を選ばない

セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」取り付け例
セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」取り付け例
ディスプレイの角度調整用ねじ

 「セルオートSR-350SE」は、業界初のラウンドフェイスデザイン。表示画面が左右に回転し、前後に角度調整をする事も可能ですので、ダッシュボードの曲面部分にも設置可能です。調整の際には、フレキシブルステイのねじをコインなどで緩めることでカンタンに行えます。
 また、開発コンセプトとしては、高級車や輸入車のダッシュボードに設置した際、インテリアのイメージを崩さないという事も重要視されました。確かに、多機能化が進んだ昨今のレーダー探知機は、玩具チックなデザインが多いもの否定できません。

業界初メーター型レーダー探知機を設置

業界初メーター型レーダー探知機を設置

 最新レーダー探知機の中からこの「セルオートSR-350SE」を選択した理由は、“メーター型”という事。何しろボクは大のメーターフェチ。ステアリングの向こうには2年の歳月を掛けて設置した後付け9連メーターが並びます。今回、「セルオートSR-350SE」が加わった事で10連メーターの完成!周囲との調和もバッチリ!気分はまるで米国の特撮ドラマ「ナイトライダー」に登場する人工知能搭載のクルマ「ナイト2000」のようです!

測位性能は、市販最高感度を誇る

セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」
セルオートGPSレーダー探知機「SR-350SE」付属リモコン

 電源は、DC12V/24V対応の2電源方式を採用。シガーライターソケットケーブルとアクセサリー端子からの直付け用ケーブルがセットされています。
 背面の主電源をONにしておけばエンジン始動と連動し、すぐさまGPSの測位を開始。GPSを測位するまでに要した時間は、2、3秒といったところ。この速さは間違いなく最速レベルと言えます。ちなみに今まで使用していたGPSレーダー探知機は、長い時で測位まで数分要した事も・・・。
 メーター型の本体には一切の操作ボタンが存在しません。全ての操作は付属のカードリモコンにて行います。「セルオートSR-350SE」は多機能ですが、面倒な操作は皆無!リモコンにはイラスト表示がされており、設定はボタン一発で完了します。これなら、操作の度に説明書と格闘しなくてもOK。メカに弱い方でも、らくらく操作できます。

警報は、大画面2.4インチフルカラーIPS液晶&LED

「セルオートSR-350SE」LED表示
目標が速度取締り機ではない場合は青色に点滅する。
「セルオートSR-350SE」LED表示
速度取締り機ではない目標に接近すると点灯パターンが変化。
「セルオートSR-350SE」LED表示
目標が速度取締り機の場合、7個のLEDが点滅し、赤色表示となる。
「セルオートSR-350SE」レーダー波受信画面
俗に言う“ねずみ取り”に使われるレーダー波受信画面。
「セルオートSR-350SE」信号無視抑止システム画面
信号無視抑止システムが設置された交差点を案内。
「セルオートSR-350SE」警察署案内画面
全国の警察署を500m手前から、案内する。
「セルオートSR-350SE」高速道路LHシステム警告画面
高速道路上に設置されたLHシステムは、制限速度、通過速度も案内。
「セルオートSR-350SE」トンネル内オービス表示画面
業界初の機能としては、GPSが測位出来ないトンネル内でも案内可能。
「セルオートSR-350SE」Nシステム案内画面
ナンバー自動読み取り装置Nシステムは、500m手前より案内を行う。
「セルオートSR-350SE」駐車禁止エリア案内画面
駐車禁止重点エリアに接近するとアナウンスとディスプレイで告知。
「セルオートSR-350SE」高速道路サービスエリア案内画面
高速道路上では全国のPA,SAを500m手前から案内。
「セルオートSR-350SE」アナログメーター待ち受け画面
待ち受け画面は4種類選択可。写真はアナログメーター表示。

 本体に収録されたGPSポイントは20種類、無線受信機能は17バンド。これらの警告や案内は、2.4インチという大画面のIPS液晶に詳細表示されます。IPS液晶とは、見る角度によって画面の濃さが変化する事が少なく、どこから見ても自然な画像を再現できる最新の液晶技術。走行中でも情報を逃す事がありません。多彩なグラフィックデザインは専任のデザイナーが担当し、見易さを追求。特に、画面右側に表示される「レーダービュー」はリアルタイムで目標物の方角や位置を知る事が出来ます。
 案内は映像と同時に音声でも行われます。一例として高速道路を時速100キロで走行中、2キロメートル手前で、取り締まり機の名称と距離、1キロメートル手前で通過速度と取り締まり機までの距離、200m手前では、通過推奨速度、カメラの位置をアナウンスします。
 また、一般道での駐車禁止重点エリア案内、高速道路でのPA、SA案内などドライブに役立つ情報も明確なイラスト&音声でお知らせしてくれます。

安全運転の強い見方

幹線道路に設置されるHシステム

 「セルオートSR-350SE」を設置し、自らの遠方まで運転をすることが何度かありましたが、心強い見方になってくれました。
 コレは、ある地方の片側2車線幹線道路でのハナシ。前方を低速で走るトラックを追い越すため、車線変更そして、えいや!とアクセルを踏み加速。深夜ということもあり、法定速度+ほにゃららキロで流していると、「1キロメートル先、一般道Hシステムがあります。速度は60キロ以下です。注意してください!」とのアナウンスとともに、鮮明な液晶画面に目標物までの詳細な情報が表示。慌ててブレーキを踏み付けたのは言うまでもありません。もし、「セルオートSR-350SE」が設置していなければ、間違いなく“日本一高額な証明写真”を撮影してもらっていた事でしょう・・・。

 日頃からゆとりある運転をアシストしてくれる最新のGPSレーダー探知機、「セルオートSR-350SE」。速度取り締まり機に対しての警告を始め、運転に役立つさまざま情報をドライバーに伝え、安全運転の守護神になってくれますよ!

■GPSレーダー探知機「SR-350SE」:実勢価格\32,000

written by 外川 信太郎
職業:自動車ライター&カーグッズライター