【三菱 トッポ 試乗記】懐かしの車名トッポが約5年ぶりに復活！ 人気のハイト系軽自動車市場に三菱 トッポが新登場!!

他の車種とのパーツの共用化を図っているだけに、新型トッポならではのオリジナリティがあまり感じられないのが残念なところ。それでもデザイン的に破綻せずにうまくまとめているのはさすがだ。 ドアやリヤクォーターパネルがトッポBJと共用なだけに、フロント以上に従来モデルとの違いがほとんどわからないのが少し残念なポイントだ。 エアロパーツを装着したローデストのフロントマスクは、かなり精悍なイメージ。ブレーキ冷却用のダクトなど、スポーティな雰囲気たっぷりだ。 オーバーハングを切り詰め、軽自動車の限られたサイズを最大限に活かしたパッケージングをもつ。エッジの効いたフェンダーは、迫力をも感じさせてくれる。 ローデストは前後のエアロやサイドステップが装着されている。実際以上に車高を低く見せる効果があり、スポーティさは文句なし。 派手すぎない控えめなデザインのルーフスポイラーが、とても好印象だ。

達人「松下　宏」が斬る！ 松下　宏 職業：自動車評論家 中古車の業界誌から自動車誌の編集者を経て、自動車評論家に。誰でも買える価格帯であり、小さくて軽く、そして燃費がよいということを信念として評論。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員としても、その信念は変わらない。そのため、大本命といわれている車種さえ外して... 約5年ぶりに復活した三菱のハイト系軽自動車トッポ 　三菱は軽自動車の主力モデルとしてeKワゴンを販売してきた。かつてトッポBJを主力としていた時代に初代eKワゴンを発売したときには、全高を抑えたパッケージングと価格を抑えた設定で人気を集め、トッポBJを上回る売れ行きを記録した。結果としてトッポBJは自然消滅する形になっていたのだが、eKワゴンは2代目モデルにチェンジした後、軽自動車の売れ行きの中心がハイト系に集中する傾向が強まってきた。より背の高いタントやパレットも良く売れるような状況で、三菱としても改めてハイト系モデルのラインナップを迫られていた。 　経営再建の途上にある三菱では、このような状況の中で徹底して低コストのクルマ作りを徹底し、eKワゴンのプラットホームや基本コンポーネンツ、あるいはトッポBJのボディパネルなどを流用して作った新型トッポを投入してきた。 スポーティ仕様のローデストも設定される！ 　三菱の苦労の跡が感じられるのはボディパネルの部分で、ボンネットフードはeKワゴンからの流用、また左右のドアやリヤクォーターパネルなどはトッポBJのものを流用したという。逆にいえば、今回は純粋にトッポのオリジナルの部分は少ないわけで、前から見るとグリルなどの部分にトッポの独自性が感じられるが、横から見たり、斜め後ろから見るとトッポBJを思わせるデザインだ。 　今回のトッポにはローデストと呼ぶスポーティな外観を持つモデルも設定されているが、これは通常のグレード設定ではなく持ち込み車検の改造車扱いで設定されている。 トッポの新車見積もり 希望しない電話は一切なし 2日以内のスピード回答 よくわからない諸費用を含めてお見積もり 代表グレード 三菱 トッポ G(FF) ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高） 3395×1475×1680mm 車両重量［kg］ 850kg 総排気量［cc］ 657cc 最高出力［ps(kw)/rpm］ 50ps(37kw)/6500rpm 最大トルク［kg-m(N・m)/rpm］ 6.3kg-m(62N・m)/4000rpm ミッション 4速AT 10・15モード燃焼［km/l］ 18.8km/l 定員［人］ 4人 税込価格［万円］ 119.7万円 発売日 2008/9/17 レポート 松下宏 写真 森山良雄