スズキ4代目新型ワゴンRとスズキ株式会社津田 紘 社長

驚異のクルマ「ワゴンR」が生まれ変わった!

スズキ株式会社 津田社長

 デビューから15年。国内だけで実に300万台もの販売台数を誇る驚異のクルマ「スズキ ワゴンR」が、4代目へと生まれ変わった。このニューモデルをお披露目する報道陣向けの記者発表が、東京・紀尾井町のホテル ニューオータニで行われた。
 記者発表は、スズキの津田社長の挨拶から始まった。軽ハイトワゴンジャンルのパイオニアとして、初代から2代目にかけて7年連続、そして3代目で5年連続の販売台数軽No.1を達成したワゴンR。その歴代モデルの偉業を振り返りながら、新型へ賭ける意気込みを語った。月販目標台数は「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」併せて18,000台と設定する。もちろん、目指すは連続No.1記録の更新だ。
 続いて開発責任者のスズキ 第1カーライン チーフエンジニアの大西 伊知郎 氏の車両説明が行われた。「軽No.1の名に恥じぬよう取り組んだ」と語る大西氏。「ひと目でワゴンRと判る」ことを目指したという存在感あるスタイリングは、しかし従来モデルに比べ躍動感溢れるデザインを与え、よりスタイリッシュに生まれ変わった。また「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」とそれぞれの個性を生かした専用インテリアとするなど、品質の向上に務めたという。また新プラットホームの採用により居住性や走行性能、静粛性の向上を図ったほか、燃費や動力性能も高めるなど、新型ワゴンRの全方位に渡る進化ぶりについて胸を張った。

スズキ 新型 ワゴンR スティングレー エクステリア
スズキ 新型 ワゴンR エクステリア
スズキ 新型 ワゴンR リアビュー
スズキ 新型 ワゴンR 後席インテリア
大型化したリアシートは左右独立してスライド・リクライニング可能。前後スライド量は実に160mm。
スズキ 新型 ワゴンR スティングレー 前席インテリア
スティングレーのフロントシート。高品質な専用ドット柄の表皮を使った縫製シートを採用する。
スズキ 新型 ワゴンR スティングレー インパネ周り
スティングレーのインパネはブラックのセンターパネルで高級感を演出したオリジナルスタイルを採る。

No.1だからこそ「挑戦」をやめない!

 続いて、新型「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」の新TVCMが放映された。軽No.1の挑戦をテーマに掲げたのがワゴンRの「No.1ゲート」編。これまでの実績に捉われず、No.1だからこそ挑戦をし続ける・・・そんな意気込みがストレートに表現された作品だ。
 そしてワゴンR スティングレーのCMは「変身編」。抑えた色調の街中に佇むワゴンR。瞬間、稲光が走り変身を始めた!アメコミの実写版映画のようなクールな世界観が、スティングレーのキャラと妙にマッチしている。

スズキ 新型 ワゴンRのTVCM「No.1ゲート」編

スズキ 新型 ワゴンRのTVCM「No.1ゲート」編 1
スズキ 新型 ワゴンRのTVCM「No.1ゲート」編。「挑戦するNo.1」をテーマに製作された。
スズキ 新型 ワゴンRのTVCM「No.1ゲート」編 2
ゲートから威風堂々と登場する新型ワゴンR。力強いCMソングは"joy to the world(世界に喜びを)"。
スズキ 新型 ワゴンRのTVCM「No.1ゲート」編 3
出てきたのは「1」の文字。No.1の記録へ挑戦し続けるスズキの意気込みがストレートに表現された映像だ。

新型 ワゴンR スティングレーのTVCM「変身」編

新型 ワゴンR スティングレーのTVCM「変身」編 1
新型 ワゴンR スティングレーのTVCM「変身」編。街角にひっそり佇むワゴンR。それが・・・
新型 ワゴンR スティングレーのTVCM「変身」編 2
突然稲光が走ったその瞬間、ワゴンRが変身!色、形、衝撃波・・・スティングレーが誕生した。
新型 ワゴンR スティングレーのTVCM「変身」編 3
CMソングはディープ・パープルの"Smoke on the Water"を現代風にアレンジ。

歴代ワゴンRの変遷をチェックする

 会場には、歴代のワゴンRも展示。その華やかな歴史が紹介された。中でも93年登場の初代ワゴンRは懐かしい1-2ドア車だった。これは、助手席側のみ後席にもドアを設け、運転席側には設定しないというもの。不意のドア開閉による走行中の車両との接触を防ぐアイデアだったが、のちに5ドアモデルも追加されいつしか消滅していった。近年めっきり見かけることが少なくなってきた初代モデルだが、このとき既に現在のワゴンRの姿がほとんど完成していることが見て取れる。そして3世代のワゴンRを見比べて、新型からはCピラーの明かり取り窓が消滅したことにふと気付かされるのだった!

初代(1993-1998)ワゴンR
初代(1993-1998)。スズキも当初は数千台程度の売れ行きを見込んでいたというが、95年には軽No.1にまで登り詰め、イッキに大人気モデルとなった。
2代目(1998-2003)ワゴンR
2代目(1998-2003)。軽自動車規格変更に合わせ登場。ボディサイズが拡大した。99年には累計販売台数100万台を、さらに01年度まで7年連続軽No.1を達成した。
3代目(2003-2008)ワゴンR
先代モデル、3代目(2003-2008)。モデル末期の08年、スポーツモデル「RR(ダブルアール)」が廃止され、07年より追加された「スティングレー」に統一された。
初代のサイドビュー
初代のサイドビュー。このシンプルなかたちが老若男女から熱烈に支持され、No.1ブランドへ成長した。
3代目のサイドビュー
3代目のサイドビュー。「ワゴンRらしさ」を巧みに踏襲しつつ、スクエアフォルムをさらに強調した。
そして新型 4代目 ワゴンRのサイドビュー
そして新型 4代目 ワゴンRのサイドビュー。Cピラーの窓が無くなり、その分ドアが拡大したことが判る。
4代目 スズキ 新型 ワゴンR エクステリア(新型発表会場にて)
スズキ 新型 ワゴンR スティングレー

( Photo&レポート:CORISM編集部 徳田 透 )

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