【新車発表会レポート】篤姫"宮崎 あおいも祝福！懐かしい名前が復刻した「三菱 新型 トッポ」発表会レポート "

一世を風靡したハイトワゴンの名前「トッポ」が復刻した！

　三菱は9月17日、新しい軽自動車ラインナップとしてニューモデル「トッポ」を投入することを発表した。新型車だが、聞いたことがあるネーミングだと思った方も多いだろう。そう、かつて一世を風靡した「ミニカトッポ」「トッポBJ」と続いた、背高なハイトワゴンの流れをくむモデルなのだ。
　三菱では03年以降販売が途絶えていた同カテゴリーだが、元々は1990年に登場したミニカトッポが新たに開拓した市場だった。その後ライバル社が「ワゴンR」や「ムーヴ」、そしてさらにもっと背の高い「タント」のニューモデルを続々投入。今や軽自動車市場の主流を占めているほどの巨大マーケットへと成長を遂げている。そんな中、三菱もいよいよこの重要ゾーンへの復活を決めたのだ。「eKワゴン」のプラットホームをベースに、旧「トッポBJ」の外板パネルを一部流用するなど三菱の台所事情も見え隠れするが、意欲的なモデルであることは間違いない。

大きなグラスエリアが印象的な三菱 新型 トッポ(新型車発表会場にて)。

外板パネルの一部は旧型モデル「トッポBJ」から流用されている。

非力な女性でも軽い操作で開閉出来る横開きバックドアを採用する。

ドレスアップが施されたエアロ仕様「トッポ ROADEST(ローデスト)」も新設定された。

軽の同クラス最大級という室内高を誇るトッポの広大なインテリア。

背の高さを生かし福祉車両も設定される(写真はニールダウン式車いす仕様車)。

女優 宮崎 あおいが三菱のメッセージ「Drive@earth」に賛同

　三菱では、今回のトッポ登場を機に新たなコミュニケーションワードを明らかにした。それが「Drive@earth(ドライブ・アット・アース)」だ。『地球を走る。地球と生きる』をテーマに、環境に配慮しながらも世界の人々に走る歓びを提供したい、という企業メッセージだ。この「Drive@earth」を伝えるメッセンジャーとして起用されたのが、女優の宮崎 あおい さんだ。今回報道陣にそのメッセージを届けるため、トッポの新車発表会場に現れた。
　会場ではドライブについて語った宮崎 あおいさん。幼い頃に家族で出かけた思い出から、自身の運転で走るドライブのことまで嬉しそうに話した。NHKの大河ドラマ主演という大役を果たす中、愛車はゆっくり落ち着いて過ごせる居心地の良いプライベート空間なのだという。新型トッポの印象について聞かれたあおいさんは、広いグラスエリアに興味津々な様子。窓の広さは運転のしやすさにつながるから、トッポは乗りやすいはず、となかなか通なお答えにびっくり。
　なお今後全ての三菱車のTVCMには冒頭に宮崎 あおいさんの「Drive@earth」メッセージが入るとのこと。ファンならずとも注目したいCMだ。

トッポの使い勝手をプレゼンテーション

　トッポの新車発表会では冒頭、三菱自動車工業の益子 修 社長の挨拶や、開発責任者の湯浅 寛夫 プロダクトエクゼクティブが開発の狙いなどを語った。ここまでは他社の発表会でも良く観られるパターン。しかしその後、トッポの使い勝手についてモデルのファミリーを使ってのデモンストレーションが実演された。使い勝手の良さをウリにするトッポならではのプレゼンテーションだ。
　まず、キーレスエントリーに加えられた運転席ドア限定のアンロック機能の説明から。これは運転席以外からの不審者の侵入などを防ぐ機能で、女性にはウレシイ装備だ。キーレスを2回押すと全ロック解除、1回だと運転席のみ、というようなカスタマイズ設定が可能となっている。
　さらに女の子がママさん役の女性に連れられて後席へ。小学生の女の子が後席で楽に立ってみせて、軽乗用車最大クラスの室内高1430mmをビジュアルで見せつけた。この他にもはさみ込み防止機能付きのパワーウィンドウの実演など分かりやすくみせた。

トッポ開発責任者の湯浅 寛夫 プロダクトエクゼクティブ。

小学5年生の子供が立てるほどの余裕の室内高1430mmは軽乗用車クラス最大級。

はさみ込みの感知をすると自動的に下降・停止するセーフティ機構付パワーウィンドウ。

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( Photo＆レポート：CORISM編集部　徳田 透 )

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トッポのカタログ情報

平成20年9月（2008年9月）〜平成25年9月（2013年9月）

新車時価格

93.5万円〜157.5万円

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