真夏はスタッドレスタイヤの"旬"なのだ!?
夏真っ盛りの7月16日、神奈川県横浜市でTOYO TIRESのスタッドレスタイヤ新製品発表会が行われた。「え、真夏にスタッドレス!?」と思ってしまうが、北海道などでは8月早々から販売が始まるため、まさに今が新製品発表の"旬"だったりするのだ。
さて、今回発表されたのはミニバン専用スタッドレスタイヤの新製品「Winter TRANPATH MK4」(ウィンタートランパス・エムケーフォー)だ。夏タイヤの市場においても「ミニバン専用タイヤ」のブランドとして浸透しているトーヨーだが、10年前の1998年にデビューしたミニバン専用スタッドレスタイヤ「Winter TRANPATH MS」から数えてこれで4代目とすっかり老舗格となっている。
ミニバンに特化した専用設計をさらに進化
「Winter TRANPATH MK4」は、従来モデル「Winter TRANPATH MK3」基本コンセプト"360 STUDLESS°"をさらに進化。車高が高く車重の重いミニバンに対応させた操縦安定性と雪上・氷上での性能の両立を図るべく、タイヤのIN側はアイス制動性能を重視、いっぽうOUT側はアイスコーナリング性能を重視した非対称構造を採用した。具体的には、トリプルトレッド構造や非対称ショルダー、非対称パターンなどの採用が挙げられる。これらの効能でアイス路面における縦・横とも全方位(360°)での性能が高まったという。
発表会場ではスケートリンクを利用した試走会も併せて行われた。氷上という非常にシビアな環境下で、低速ながらも進化した性能をチェックすることも出来た。試走会に参加したCORISM達人の「松下 宏」氏に、早速その印象について聞いてみた。
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試走会で達人『松下 宏』が「Winter TRANPATH MK4」を試す!
あくまでも限られた条件下でのインプレッションだが、氷上というシビアな状況下でも加減速時やコーナリングで一定の性能が確保されていることを確認した。急ブレーキを踏み込んだ際には一瞬の空走感があるものの、瞬時にABSが効きだすと同時にMK4が路面をグリップ。安心感のある制動が可能だった。ただし氷上とあってかなりミューが低く、ステアリングを切った状態でアクセルを開けると挙動を乱すこともあった。いくら性能が上がったとはいえ、滑りやすい路面では慎重な運転が大事なのは言うまでもないところだ。(談)
( Photo&レポート:CORISM編集部 徳田 透 )
アイス路面で高い効果を発揮!TOYOタイヤ ミニバン専用スタッドレスタイヤ「Winter TRANPATH MK4」8月1日全国発売
【ニュース】 (2008.07.17)
TOYOタイヤの新商品、ミニバン専用スタッドレスタイヤ「Winter TRANPATH MK4」(ウィンタートランパス・エムケーフォー)が8月1日より全国で発売される。 >> 記事全文を読む |
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