キャデラック CTS インテリア
キャデラック CTS インテリア

高級車にふさわしいクオリティの高さを感じさせてくれるインテリア。ゆったりとした雰囲気と繊細さを併せ持っているのが最大の特徴だ。

キャデラック CTS フロントシート

エントリーモデルといえども室内空間には十分な余裕がある。シートのサイズも大きめで、快適なドライブを楽しむことができる。

キャデラック CTS リヤシート

リヤシートのスペースも文句なし。FRなのでセンタートンネルの張り出しが大きいが、フル乗車時でもそれほど気にならないレベルだ。

キャデラック CTS メーター

大きめの3連メーターはとても見やすい。メッキのリングをはじめ、高級車らしいテイストでまとめられている。

キャデラック CTS シフト

6速ATは変速ショックのないスムーズな走りを実現する。もちろんマニュアルモード付きなので、スポーティな走りも十分楽しむことができる。

キャデラック CTS ラゲッジ

ラゲッジスペースはとても広く、かなり大きな荷物でも問題ない。またトランクスルー機構付きなので、長尺物も積み込める。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

おおらかな雰囲気が漂うインテリア空間

 初代CTSは右ハンドル車が輸入されていたが、今回のモデルでは左ハンドル車だけの設定となった。日本の道路交通環境では右ハンドル車が基本なので早期に右ハンドル車の設定を望みたい。
 運転席に乗り込むと、インテリア回りの高いクォリティがキャデラックならではの雰囲気を作っている。アメリカ車というと、とかく大味なイメージになりがちだが、キャデラックだけは別といった感じ。居住空間のゆとりなどはアメリカ車らしいおおらかさを感じさせるが、質感の高い自然素材を使い、パネルの合わせ目などにも入念な作り込みが感じられる仕上がりとなっている。
 中でもサペリウッドの木目パネルの仕上げやドアトリムのステッチなどに、熟練した職人のクラフトマンシップが感じられる。

高級感とスポーティさを高いレベルでバランスさせた

 ラグジュアリーな雰囲気と同時にスポーティさも表現されているのが今回のCTSだ。クロームのリングがあしらわれた3連メーターはスポーティさの象徴ともいえるもので、そこからセンタースタック部分へとつながる一体感のあるデザインがコクピット感覚を表現している。
 手触りなどにラグジュアリーさを感じさせる本革シートも、スポーティドライブを支えるようサイドサポートが張り出した形状とされている。
 CTSはFR車なのでフロアトンネルが大きいものの、4人乗りまでなら大柄な大人がゆったり乗れる広さ。室内幅が広いので、大人5人という状況になっても窮屈な感じにはならない。

代表グレード
3.6
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4870×1850×1470mm
車両重量[kg]
1810kg
総排気量[cc]
3564cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
311ps(229kw)/6400rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
38.1kg-m(374N・m)/5200rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.0km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
620.0万円
発売日
2008/1
レポート
松下宏
写真
高木博史
スタイル インテリア 走り&メカニズム