キャシュカイ(欧州仕様)

( 写真は欧州仕様 )

中国での事業拡大を図る!

 日産は2月25日、2008年度の乗用車と小型商用車(LCV)を合わせた中国での販売目標を50万台と発表した。

 日産はこの目標を達成するために、2008年度中に日産ブランドより3つの新型車を中国に投入する。その第一弾がハッチバックの走行性能とSUVの機能性を持つクロスオーバー「キャシュカイ(中国名:逍客)」。2月25日に、広州市の花都工場で第一号車がオフラインした。中国向け「キャシュカイ」は2007年11月に広州モーターショーにて披露されたもので、3月に販売開始する予定である。

 また、日産は高級車ブランドであるインフィニティについても、2007年7月に投入した「G35セダン(日本名:スカイライン セダン)」、「FX35」、「FX45」に続き、1月に「M35(日本名:フーガ)」を発売し、今後も引き続き商品ラインアップの充実、店舗の拡大を続け、インフィニティブランドの中国での浸透を図っていくという。

 日産の現地合弁会社の東風汽車有限公司(DFL)は同日、22百万人民元(約3億3千万円)を投資し、花都に設立したディーラースタッフ向けトレーニングセンターの開所式が行われた。同施設は日産のグローバル標準であるニッサン セールス アンド サービスウェイ(NSSW)に基づき、販売とサービスの質を高めることが目標だ。
 日産ではこれまで中国で、研究開発センター、エンジン工場、販売金融会社など、幅広い分野での施設を設立してきた。今後も引き続き、現地パートナーであるDFLと共に中国での事業拡大を図っていくとしている。