燃費向上グッズ売り場

※写真はイメージです。

ついに来たか、公正取引委員会の行政処分

 イヤ〜、参った参った、新聞からコメント求められるし、ニュースからは解説だろ、滝川クリステルの横でもうカチンコチン……。もうマスコミが殺到しちゃってさぁ〜。なんて妄想していたら、知り合いが(仕事抜きで!)問い合わせのメールや電話を寄越すばかりで、まったく仕事としてはなし。挙げ句の果てには、前に作ってもらった記事が摘発されることはないかのうという、ガサ入れを心配する弱気な編集者までいる始末で、災い転じて福となす、ひと儲け大作戦は失敗に……。業界唯一の「省燃費グッズ評論家」。もっとぶっちゃけていうと「オカルトグッズ評論家」として小さく君臨しているワタクシ、マッシュ近藤。オカルト御殿を建て損ねた腹いせではなく、大新聞様までが叩きまくるこの現状に真実の側からあえて反論だ。

その前兆は以前からあったのだ

 といっても、怪しいものも多いのも確かで、パッケージにガンガンと10%アップだのなんだの書いてあれば、そりゃ刺されますって。今回の行政処分にはじつは前兆はあって、発端となったのは関西のTVが流した告発番組で、ここで監督官庁などにも問い合わせをしているのだ。それで動き出した。各メーカーに1年ぐらい前からデータを出せだのなんだの、通達は来ていて、その集大成が今回の行政処分になるわけ。結局、チャンと測定していたメーカーでも刺されているから、よくありがちな耳も貸さずに一刀両断的な面も実際にある。まぁ、パッケージの変更から回収までレベルはさまざまだけど、関係者に聞くと「一切いいわけや追加データは受け付けてくれない」というから、黙って従うしかないようだ。一部、メーカーは争う姿勢を示しているけど、取り扱い販売店が引くだけだろう。
 ちなみにもっと大きなメーカーのアイテム(添加剤)で、もっと違法な表示なんていくらでもあると思うんだけどね。

じゃあ、ホントは効かないのか?

 これって、もう別に今回の問題以前から聞かれることで、正直うんざり気味。ハッキリ言って、効くからもともと個人的に購入して楽しんでいたわけで、それを参考になると思って各方面で紹介しだしたという経緯からすると、効かなきゃ「オカルトグッズ評論家」なんぞはやっとらんわい。でも、怪しいからおもしろいわけで、体感した人じゃないとわかんないのも事実。まずは否定する前に試してくれ、と言いたい。効果発揮の理屈がよくわからなくてもいいじゃないか。効けば。それに効かなきゃ、ネット全盛の昨今、話題にもならずに口コミによって葬り去れらるのがオチ。逆に口コミで「効く」が流布してヒットしたモノはかなりあるのは事実なりだ。

それでも聞かれる、「なぜ?」に答える

 否定派の人が必ず口にするのが、「なんで自動車メーカーが採用しないのか」という言葉。「燃費アップに躍起になっているんだから、効くなら採用するだろう」とも。実際、アイテムメーカーに聞くと自動車メーカーの担当者が来てやり取りをしたという答えが返ってきた。結局は担当者レベルでは「効果ある」というらしいんだけど、やっぱり開発とは理論ありき。その程度じゃ社内を説得できないし、そもそも1万円近くすると、自動車の製造コストとしては話しにならないとも言われたという。そりゃそうだろうなぁ、何銭の世界だもん。コストを猛烈に削って供給する筋合いもないしね。ちなみに某メーカーの今超話題のクルマを担当したテストドライバーに試してもらったところ、確実に効いているといったのは事実だ。
 あと、レース(もちろんJAF公認)のワンメイクレースで、使用禁止されたモノもある。これは付けるとコーナーの立ち上がりが違ってしまって、ワンメイクの意味がなくなってしまうというのが理由。車検のときに封印するようになったというのは、「効く」の後ろ盾となるエピソードじゃなかろうか。
 最終的には趣味レベルのものなので、効くと思う人は楽しめばと思うけど、もちろん紛らわしかったり、明らかにインチキ臭い表示は排除したほうがいい。あとは返金制度を義務化するのも手だろう。現状だって、自信のあるメーカーは返金OKのところが多いからね。気になる人はそういうところのアイテムを試してみてはどうだろうか。なにか言う前に、とにかく試してくれ。

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