本格的なスポーツ走行にも耐える専用シートを装備する
インテリア回りのデザインも基本的にISと共通ながら、IS Fならではの要素がいろいろと盛り込まれている。
最も明確な違いが設けられたのはシートで、セミアニリンスポーツ本革シートはIS F専用のもの。ややタイトに作られたサイドサポートや肩の部分のホールド性に優れていて、スポーツドライビングをするときにもしっかりと体を支えてくれる。標準のISでは体型の大きな外国人を意識してもう少し大きめのシートを用意するというが、IS Fはこのタイトなスポーツシートで全世界に販売するという。
後席にもスポーツタイプのシートが用意されるのが注目されるところ。ドライバーがスポーツドライビングを楽しんでいるときに後席で体が左右に動いたのでは楽しめない。後席の人も一緒にスポーツドライビングを楽しめるシートに仕上げている。そのためもあってIS Fの乗車定員は4名である。
快適&安全装備の充実ぶりはベースモデル譲り
このほかカーナビなどはISと共通だが、メーターパネルは300km/hまで刻まれたスピードメーターが専用のものとされているし、ATというかトランスミッションの段数表示の部分も専用のものとされている。オプションの装飾パネルを選択するとインテリアのイメージが変わってくる。
快適装備や安全装備などは基本的にISに準じたものとなる。オプションでプリクラッシュセーフティシステムが用意されていることなども共通だ。またVDIMはスポーツモードを持つ特別の仕様となる。