もうひとつのモーターショー「2007東京トラックショー」
世界中が注目した「第40回東京モーターショー2007」。その開催期間中の2007年10月28〜30日に、東京ビッグサイトでは「2007東京トラックショー」が開催された。その名の通りトラックがメインのモーターショーだ。自動車メーカーはもちろん車体架装メーカー、部品メーカー、輸送事業者団体、環境研究団体など国内外の業界団体から多くの出展があった。その会場の模様を一挙にお届けする。
アメリカを代表するトラックブランドとして有名なケンワース製のトラクターヘッド。都市部や近距離輸送用として、オーストラリアで設計開発されたのが写真の「T350」だ。最大46tもの牽引能力があり、バリエーションとしては、標準的な330馬力エンジンから、力強い440馬力エンジン搭載モデルなどが用意される。
最新モデル勢揃い〜軽トラックから大型トレーラーまで〜一挙にレポート!
自動車メーカーからは、厳しい環境基準をクリアした最新モデルや中型免許対応モデルなどが多く目に付いた。各ブースでは新型トラックのデモンストレーションとして、開発担当者のコメントや従来モデルとの比較などが積極的に行われていた。意外と知られていない部品・架装メーカーの開発努力やこだわりなどを興味深くみているユーザーや親子でトラックと記念撮影している姿などが印象的だった。
こんなトラックあんなトラック!〜バラエティ豊かな荷台加装バリエーションを見てみる〜
当たり前のように私達の手元に届く荷物。その影には最新の技術の存在がある。大手架装メーカーの「日本フルハーフ」では積荷が雨で濡れにくくするウイングルーフの採用例や「いそのボデー」では、商品の安全を守る最新式無線リモコン式セキュリティドアなど商品を安全、迅速に届けるシステムが展示された。また、毎日使用するトラックから排出される排気ガスも深刻な環境問題となっているが、NGV(天然ガス)やLPG(LPガス)を代替燃料として使用する車輌やガソリンと代替燃料を併用して、可能なバイフューエル車も展示され注目を浴びていた。
歴代商用車ヒストリーも同時展示
荷物を運ぶことを目的として造られている商用車たち。そんな我々の生活を支えてきた働き者も時代の流れと共に進化してきている。そんな商用車をヒストリーで一挙紹介。
ガリバーグループ ジー・トレーディングも出展
大型トラックや重機の買取・販売・リースなどを扱うガリバーグループのジー・トレーディングも出展。トラックメインの会場内でカラフルなバスを展示して注目を浴びていた。
いかがだっただろうか。それにしても、はたらくクルマの多種多様ぶりには改めて圧倒させられる。東京モーターショーに出品された華やかなコンセプトカーも素敵だが、時には我々の生活をささえてくれる”はたらくクルマ”にも注目して欲しい。
ちなみに次回のトラックショーは2009年の秋に開催される予定だ。随分と先だけど、興味をもった方はぜひ観に行くことをオススメする。きっと、トラックの奥深い魅力にハマってしまうはずだ!