革新的なボディー骨格を評価
新型フィアット500が、Automotive Circle International（ACI）より2007年度EuroCarBody賞（"EuroCarBody 2007"）を受賞した。これは乗用車ボディーを評価する世界で最も権威のある賞で、ACIが10月16日から18日までドイツ・フランクフルトのバドノイハイムで開催した第9回フォーラムの席上で授与されたもの。なお、同フォーラムの参加者は、乗用車ボディーの設計、素材、工程および製造などの専門家約600人にのぼっている。
今回、専門家がフィアット500をとくに高く評価したのは、NCAPの五つ星（総合35点）を獲得した革新的なそのボディー骨格と11級の“保険負担”査定。この賞には、全世界のすべての自動車企業に参加資格があり、ひとつのブランドあたり最大2台まで参加できる。参加の要件は、通常の生産による乗用車、そして市場導入されてから12か月以内の新しいモデル、となっている。
最終審査の際には、ボディー骨格の現物を展示し、各社のプレゼンテーションと審査検討の時間を利用して、その細部まで観察できるようになっている。評価基準は23項目あり、これを1）革新的素材の開発と応用、2）開発・設計の革新的手法、3）製造工程に応用される革新的考え方、4）安全、人間工学、音響面の快適さや質といった顧客にとって重要な価値、5）工業的・技術的な要件のプレゼンテーションのわかりやすさと質、という大きく5つの分野にわけて判定する。
