キャデラック CTS

細かい仕上げにまで配慮!

 ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは、内外装、走行性能を一新した新型「キャデラック CTS」を発表した。2008年1月から発売を開始する。
 キャデラックのデザイナーとエンジニアは、全体のパッケージングだけでなく細部にまで注目し、独自の個性を与え細かい仕上げにまで配慮した。そのため、CTSはきわめて印象的なデザインと圧倒的なパフォーマンス、さらに最新のテクノロジーを卓越した、ハンドクラフトによる高級インテリアが与えられるなど、クラフトマンシップを特長としている。

キャデラック CTS
キャデラック CTS
キャデラック CTS

パフォーマンス

 CTSに搭載される3.6リッター直噴V6エンジンは、311ps(229kW)を発揮しながらも燃費は従来モデルと同様で、冷間始動時の炭化水素(HC)排出量を25%削減した。一方、2.8リッターVVTエンジンは、日本をはじめとした米国以外の市場に向けたモデルに搭載される。このエンジンは、オールアルミ製60度V6DOHC、1気筒当たり4バルブの設計となっており、最高出力214ps(158kW)/7000rpm、最大トルク25.1kgm(246Nm)/3600rpmを発揮する。また、トランスミッションは、ハイドラマチック6L50 6速オートマチックトランスミッション(CTSには初搭載)のみとなる。
 なお、先代モデル同様新型も、世界一過酷といわれるドイツ・ニュルブルクリンクでの開発が行われた。この世界最高の高速テストコースをはじめ、北米の数多くのサーキット、高速道路、市街地での走行も重ねた。リアサスペンションには、拡大されたリアトレッドに伴って大幅に改良されたマルチリンクサスペンションを採用している。

セーフティ

 セーフティアイテムでは、デュアルステージ運転席エアバッグ、デュアルデプス助手席エアバッグ(セグメント初)、運転席・助手席サイド・エアバッグ、ヘッドカーテンサイドエアバッグ(前席・後席左右)、フロント・シートベルト・プリテンショナー、タイヤ空気圧モニター、高剛性スチールを採用したボディ構造を搭載し、高級車に安全な乗員環境を提供している。

装備充実

 一体型iPod/MP3機能、ハードディスク・オーディオシステム、8インチ高解像度フルVGAインフォテイメントディスプレイ(タッチスクリーン機能付)の40GB HDDナビゲーションシステム、アダプティブ・フォワード・ライティング・システム、EZ-Keyシステム、BOSE社勢5.1キャビン・サラウンド・オーディオ・システムなど、便利で多彩なエレクトロニクスシステムが標準装備されている。

キャデラック CTS
キャデラック CTS
キャデラック CTS
キャデラック CTS
代表グレード
CTS 3.6
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4870×1850×1470mm
車両重量[kg]
1810kg
総排気量[cc]
3564cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
229ps(311kw)/6400rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
374kg-m(38.1N・m)/5200rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.0km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
620万円
発売日
2008年1月
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