余裕ある室内空間を実現している
ギャラン フォルテスのパッケージングはこれまでの日本車とは異なる、まさに世界基準のものといえなくもない。従来のランサーに比べると全長、全幅、全高とも大きくなったが、ギャランに比べると全長だけは逆に短くなっている。全長を切り詰めながら、全幅を拡大することなどにより、余裕の室内空間を作っている。
インパネ回りのデザインは全体的にアーチ形状を描いた新しい感覚のものとされているが、全体的にはややシンプルでそっけなさもあるような印象。中央の高めの位置にカーナビが配置されるのは良いが、質感はこのクラスでも平均レベルにとどまっている。
スポーティな走りにも対応するスポーツシートを装備する
シートはベースグレードのエクシードを除いてスポーツシートが用意される。横方向のホールド性にも配慮した形状で、上級グレードのスーパーエクシードの表皮はスウェード調人工皮革とレザーが組み合わされている。後席のシートは6:4の分割可倒式で、トランクスルー機構付きとなるが、後席の中央にはしっかりと3点式シートベルトとヘッドレストが装備されている。安全装備はほかにSRSエアバッグとSRSニーエアバッグが全車に標準で装備されるが、SRSサイド&カーテンエアバッグはオプション設定。横滑り防止装置のASCもFF車にだけオプション設定だ。