注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:トヨタ 新型イスト

トヨタ 新型イストの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

 トヨタの異色ハッチバックモデルであるイストがフルモデルチェンジされた。イストはデビュー当時からハッチバックとSUVの中間的なモデルで、普通のコンパクトカーよりは車高がやや高め。街中を中心に未舗装の山道でも楽に走れるところがセールスポイント。もちろん、そのユニークなスタイルも人気といえる。

 そして、7月末に登場した新型イストは先代モデルより拡大され、3ナンバーボディーとして登場。排気量も1.5リッターと1.8リッターの2種類が用意され、居住性と走り共に余裕が出ている。また、トヨタが新モデルから全車種に採用するカーテンシールドエアバックが、この新型イストより搭載され、今まで以上に安全性を確保した。

 最近のコンパクトカー市場は、新車販売ランキングでトヨタ・ヴィッツやホンダ・フィットなどが上位に入るものの、その他の車種はパッとせず中段に埋もれるなど、ミニバンや軽自動車に人気を奪われつつある。限りあるボディサイズの中でどれだけ室内を広く作れるか? がコンパクトカーの一つの要素だが、その開発も一段落。これからのコンパクトカー成功の秘訣はイストのような独創性が必要になるかも知れない。

 その新型イストで気になるのは安全性の高さ。SRSサイド&カーテンシールドエアバッグ、新開発のアクティブヘッドレストを全車標準装備とし、搭乗者の安全性が高められたのはもちろん、歩行者傷害軽減に配慮したボディ構造を採用し、車社会全体に優しい構造であることはこれからのクルマ作りのトレンドとなるだろう。

 スタイルは先代同様好き嫌いが明確になるだろうが、中古車市場でもそこそこの人気を保っていたので、男性からも女性からも支持されていたようだ。しかし、新型はより精悍なフロントマスクを備えるため、男性ファンの比率が高まるだろう。

今回のクルマ
Specifications
グレード
150G
ボディサイズ
3930x1725x1525mm
エンジン型式
1NZ-FE型
総排気量
1496cc
最高出力
109ps(80kW)/6000rpm
最大トルク
14.1kg-m(138N・m)/4,400rpm
10・15モード燃焼
18.0km/l
定員
5人
発売日
2007年7月30日
車両本体価格
\1,785,000

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リセールバリュー診断

 新型イストのリセールバリューは最大58%のBランク。人気の高いミニバンなら60%台後半を示すことを考えるとやや低め。それでも平均より高いのはコンパクトカー人気という確実な需要があるからといえる。

 リセールバリューは、スポーツカーならスポーツカーと割り切ったモデル、SUVならSUVと割り切ったモデルの方が高い数値を示すことが多く、イストのパッケージには少し不利な部分がある。しかしその分オールラウンドに使えるクルマに仕上がっており、多くを望むユーザーにピッタリなクルマといえる。

車両本体価格
\1,785,000
登録など諸費用
\250,000
値引き
\-120,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
45%〜58% B
約 \ 880,000

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