ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ エクステリア

伝統と革新

 ロールスロイス モーター・カーズは7月19日、2ドア4シーターの新型コンバーチブル「ファントム・ドロップヘッド クーペ」を日本で初めて報道陣に公開した。

 06年ジュネーブショーでお披露目され、世界中から賞賛を浴びたコンバーチブルタイプのショーカー「101EX」のコンセプトを引き継いで生まれたのが「ファントム・ドロップヘッド クーペ」だ。布製のトップに2ドア4シータースタイルの組み合わせという、歴代のロールスにラインナップされ続けてきた伝統的なスタイルを継承する。
 そのいっぽう、車体構造には軽量かつ高い剛性を確保する総アルミ製スペースフレームを採用するなど、最新のテクノロジーを用いている点がメカニズム面における大きな特長だ。もちろん、英国グッドウッドの職人たちによる熟練の手作業により製造されることは言うまでもない。

ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ エクステリア
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ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ エクステリア
ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ エクステリア
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1930年代のアメリカズカップ出場ヨットをイメージ

 内外装は、ファントム・ドロップヘッド クーペの資質を表すかのように、伝統と革新を併せ持った圧倒的な存在感を示す。そのデザインは、1930年代のアメリカズカップに出場したJクラスのヨットからイメージしたという。
 エクステリアでは、ブラシ仕上げのスチール・ボンネット、ホンモノのチーク材を使用したリアフードカバーなど、クラシカルなイメージと現代的なモダンさを巧みに表現する。さらに大きなドアはロールスロイス社伝統のリアヒンジ式「コーチドア」とし、後席へのアクセスを容易にしている。
 なお、ボディパネルはセダンモデルの「ファントム」とは一切異なる独自のものを採用。新パーツの数もおよそ1300ほど使用されているという。

 インテリアについても、モダンなデザインの中にクロームやレザー、ウッドなど伝統的な高級素材を惜しげもなく使用。なお、コンバーチブルモデルらしく、インテリアパーツの表面は全天候対応とされている。
 搭載されるエンジンはV12気筒6.7リッター。ZF社製6速ATと組み合わされる。
 究極の4シーターコンバーチブル「ファントム・ドロップヘッド クーペ」。既に07年中の生産枠が既に予約で完売し、08年についてもほぼ予約リストが埋まっているという。その価格は、5218.5万円(消費税込)となっている。

ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ インテリア
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ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ ラゲッジルーム
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ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ V12エンジン
ロールスロイス ファントム ドロップヘッド クーペ エクステリア
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