7月11日、ウェスティンホテル東京にて、今秋発売されるジャガー「NEW XJ」「XKR Portfolio」および今年デトロイトショーで発表されたコンセプトカー「C-XF」の発表会が行われた。
ニューXJは、そのキャラクターを強め、装備レベルを向上させるため微妙にフェイスリフトが施されたとのこと。来月より発売される。XKR Portfolioは、ニューXKRの限定版で、XKRに備わっている卓越した性能とラグジュアリー性をさらに高めた豪華モデルだという。すでに予約注文を受け付けており、納車は9月からの予定。そして、この秋フランクフルトモーターショーで、次世代ジャガーサルーンのデザインの方向性を示す、ニューXFがデビューするという。そのコンセプトモデルとなるC-XFがお披露目された。
C-XFのエクステリア・デザイナーである、ジャガー・カーズ・リミテッド プリンシパルデザイナー アダム・ハットン氏が来日し、C-XFのデザインについて語った。C-XFをデザインするにあたり、歴代ジャガーの純粋さ、スタンス、プロポーションを研究したという。グリルは、1968年のXJシリーズIに影響を受け、ジェット機のような本物のエア・インテーク・フィールを有している。ランプは、伝統的な4つ目丸ランプを有しているが、非常にモダンな味付けが施されているとのこと。ボンネットは、E-TYPEの影響を受け「パワー・バルジ」を備えているという。そして、アダム・ハットン氏が大好きなエリアのひとつであるという「Dピラー」は、上品でエレガント、実にジャガーらしいものであるとともにXKスポーツカーに関連しているとのこと。
インテリアにおいては、テキスチャード・レザーから、バナーで焦げ目をいれたスコーチド・ウッドなど面白い素材がたくさん使われているという。また、ライティングが特徴的で、アンビエント・ライティングと呼ばれる未来的なライティングが採用されている。今後、ジャガーのモデルにはよりたくさん使用されるとのこと。
最後に、アダム・ハットン氏は、“このクルマは、ジャガーのスポーツサルーンのデザインを、我々がどうしたいのかを示しています。その要素の多くはXFにも、そして我々が英国のデザインスタジオで手がけているその他のエキサイティングなモデルの中にも見て取れます”と語った。
10月の東京モーターショーには、いよいよ、ニューXFが登場する。