現地に根付く事業拡大

 ホンダのインドにおける現地法人、ホンダシェルカーズインディア・リミテッドは、現地で四輪車第二工場の地鎮祭を行い、建設を開始したと発表した。

 第二工場は、デリーからは約70km、グレーターノイダにある既存工場からは約120km離れた、ラジャスタン州のタプカラ工業地域に位置する。

 地鎮祭には、インドからNarpat Singh Rajviラジャスタン州産業大臣が、日本からは甘利 明経済産業大臣と、ホンダの青木 哲会長らが参列した。

 今回建設される第二工場では、2009年末の稼動開始を目指している。生産能力は、6万台規模で、エンジン組立てからプレス、車体組立てまで全工程を行う一貫生産工場だという。敷地面積は約600エーカー(約240万�)で、投資金額は約2億3千万米ドル(約276億円)。生産モデルは、小型車を含む乗用車となる予定とのこと。

 また、既存工場の生産能力は、2007年中に5万台から10万台に拡大する予定であり、2010年には、インドでの生産能力は、第二工場と合わせ15万台を超えるという。