スズキ「セニアカー」シリーズ「ET4D」

モーター効率を改善し連続走行距離を伸ばす

 スズキは、電動車両「セニアカー」シリーズを一部改良して、6月21日より発売開始した。

 「セニアカー」シリーズは、高齢者などが簡単な操作で乗ることのできるハンドル操作型の電動車いす。安全性への配慮に加え、取り扱いやすさや豊富な機種構成で好評を得ているとのこと。

 今回の一部改良では、四輪上級タイプの「ET4D」と、四輪標準タイプの「ET4E」のモーター効率が改善され連続走行距離を伸ばすとともに、ホイールキャップが不要な一体成型ホイールが採用された。また、コンパクトタイプの「タウンカート」に、従来の右アクセルレバーに左アクセルレバーを追加して左右アクセルレバーとするなど、機種ごとに安全性への配慮や使い勝手を向上させている。

スズキ「セニアカー」シリーズ「ET4E」

 その他、「ET4D」のシート背面に、車両を手押しする際に便利なレバー式のクラッチを採用するとともに、車両両側面の「セニアカー」のロゴ入りの大型反射板に曲線のデザインが採用されている。また、「ET4E」の車体色に、明るく軽快な印象の“ライトブルー”が設定された。

 価格は、27万8,000円〜36万8,000円。