トヨタ 中国での砂漠化防止緑化プロジェクト 植林後(2006年9月の様子)

中国の緑化活動のさらなる拡大を目指す!

 トヨタが、中国科学院中日科技与経済交流協会、河北省林業局、NPO地球緑化センターと共同で行っている、中国河北省豊寧満族自治県での砂漠化防止緑化プロジェクト、日中「21世紀中国首都圏環境緑化モデル拠点」共同事業の第3期活動の調印式が、5月25日、北京にて行われた。

トヨタ 中国での砂漠化防止緑化プロジェクト 植林前(2001年4月の様子)

 同事業は、中国の首都圏近くまで拡大する砂漠化の防止に向け、2001年4月より緑化活動を行ってきたもの。第1期、第2期の計6年間でNPO地球緑化センターの協力を得ながら、約2,500ヘクタールの土地に植林が実施された。また、砂漠から緑地に回復する過程のデータ収集や、薬草・果樹の栽培等を通じた地域住民の生活と環境保護の両立への取り組みも行われてきたという。トヨタでは、これまでに社会貢献活動の一環として、3億円の資金提供をするなどの支援を行ってきた。

 第3期活動では、植林活動を継続する一方、これまでの活動で蓄積したノウハウを有効活用し、緑化活動の定着化や、将来的に他地域に展開できる体制作りに重点をおくという。
まずは、緑化技術者の育成や緑化技術の情報発信等の拠点となる「21世紀中国首都圏環境緑化交流センター」を建設といった、中国での緑化活動の拡大の基盤整備を行うという。また、トヨタでは、第3期活動似たいし、1億5千万円の資金を提供するという。
 さらに、5月26日には、河北省豊寧満族自治県の同センター建設予定地で、定礎式を行う予定である。

 トヨタでは、今後も「良き企業市民」を目指し、中国の社会発展に積極的に貢献していきたいとしている。