第二工場の土地取得に関する覚書を交す式典にて HSCI社長 武田川 雅博(右から二番目)  ラジャスタン州知事 Mrs. Vasundhara Raje(左から四番目)

年産能力6万台規模の一貫生産工場

 ホンダのインドにおける現地法人であるホンダシェルカーズインディア・リミテッド(HSCI)は、ラジャスタン州政府と、四輪車第二工場の土地取得に関する覚書を交し、合わせて工場の概要を発表した。

 年産能力は6万台規模で、エンジン組立からプレス、組み立てまで全ての工程を行う一貫生産工場として2009年末の稼動開始を目指している。敷地面積は約600エーカー(約240万平方メートル)で、投資金額は約2億3千万米ドル(約276億円)。生産モデルは、小型車を含む乗用車となる予定。

 HSCIは、今後州政府が運営している職業訓練所(ITI)をサポートし、そこで訓練された技術者の工場への採用も視野に入れているという。

 また、既存工場の生産能力は、2007年中に5万台から10万台に拡大される予定で、2010年にはインドにおける生産能力が第二工場と合わせて15万台を超えるとのこと。