8念ぶりのモデルチェンジで207へ進化した!
プジョーの主力モデルともなるのが“2”シリーズ。そのルーツは古く初代の201がデビューしたのは1928年というから、80年に及ぶ歴史を持つ。ふた世代前の205が大ヒットして累計500万台を超える販売を記録し、ひと世代前の206は600万台近くを販売してまだ生産が続けられているなど、プジョーにとっては非常に大きな存在だ。
日本でも1999年にデビューした206が4万8000台の販売を記録しており、ここ数年のプジョーの伸びを支えてきたクルマである。
ボディサイズの拡大で車格も大幅アップ
206から207への変更はかなり大幅なものになった。というか、ボディサイズが大きく拡大されて、車格感を大きく向上させたのが特徴だ。全長が195mm、全幅が80mmも拡大されたのだから、これまでの206とはクラスの違うクルマになったと言っても良いくらいである。ボディが大きくなることで、室内空間が拡大されるなどのメリットが生まれたが、同時に取り回しなどの面ではデメリットもある。
外観デザインは従来の206を正常進化させたイメージだが、大きな口を開けたフロントグリルや大きなサイズのフロントエンブレムなど、相当にアグレッシブな印象を強めている。長さが70cmを超える切れ長のヘッドライトもプジョーらしい特徴となる部分だ。