ミツオカ 大蛇(オロチ) 第1号車納車式

受注開始から半年、いよいよユーザーの手に

 ミツオカ自動車は4月23日、同社のフラッグシップモデルとなるスーパーカー「大蛇(オロチ)」の生産第1号車及び3、4号車を各ユーザーに納める「納車式」を東京・六本木ヒルズで行なった。

 ミツオカ 大蛇は、06年10月に発表・受注を開始したオリジナルデザインのスーパーカー。V6 3.3リッターエンジンをミッドシップに搭載する2シーターで、車両価格は1,050万円(消費税込み)だ。車体・シャシーともに、職人の手によるハンドメイドで造られる。外装(設定は300色!)や内装(25色)の色についても、好みのカラーをセレクト出来る完全フルオーダーモデルとなっている。
 受注からおよそ半年、いよいよ市販第1号車を始めとする計4台がユーザーの手に渡った。北海道・札幌のオーナーに届くという1台を除いた3台が、ここ六本木で一堂に会したワケだ。

光岡自動車「大蛇(オロチ)」 納車第1号車 お披露目
「大蛇(オロチ)」納車第1号車、お披露目!
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 第1号車オーナー 内藤氏(左)と光岡自動車 光岡社長(右)
第1号車オーナー 内藤氏(左)と光岡自動車 光岡社長(右)
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 納車第1号車ほか 勢揃い!
第1号車の内装色は「ホワイト&ブラック」。上品でハイソなイメージでまとめられた。
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 第1号車オーナー 内藤氏

『感無量!』喜びを語る大蛇(オロチ)オーナー

 今回の納車式には、第1号車のオーナーとなった内藤 一(はじめ)氏ほか、第3号車の鈴木氏、4号車の関口氏が光岡自動車 光岡 章夫社長から記念のキーを受け取るセレモニーを行なった。

 幸運な第1号車オーナーとなった内藤氏は「第1号車なら買っても良いと冗談を言っていたら、本当に1番だった。納車されて感無量だ」と喜びを語った。実は内藤氏、光岡自動車が自動車メーカーとして初めて生産したオリジナルカー「ZERO1(ゼロワン)」のオーナー。大蛇は2台目のミツオカ車所有となる。お名前と1号車にちなみ、希望ナンバーで「1」を取ったという。
 いっぽう「03年の東京モーターショーで見て、ひと目ぼれした」という鈴木氏は、ヤマタノオロチにちなみ「8067」番を取得したという。既に特注のマフラーを発注したほか、会場に展示された実車は他のモデルとは違う光沢仕上げのホイールにチェンジしてあった。

光岡自動車「大蛇(オロチ)」 納車第3号車はブラック
納車第3号車は「ブラック」。夜の街に妖しく光る、実に艶かしいボディカラーだ。
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 納車第3号車オーナー 鈴木氏(左)
「大蛇(オロチ)」納車第3号車オーナー 鈴木氏(右)
「大蛇(オロチ)」 納車第3号車の内装色はレッド&ブラック
納車第3号車の内装色は「レッド&ブラック」。外装のイメージにドンピシャの妖しいムードがたまらない!

 そして、ひときわ目立つイエローのボディカラーのモデルをオーダーした関口氏。なんとこれ、300色用意されたカラーとは別のオリジナル色というコダワリぶりだ。No.1ではなく『オンリーワン』を目指したいと、既にインチアップしたホイールとタイヤなどを発注し、オリジナルに徹底的にこだわるようだ。「理屈とかスペックなどではなく、”このクルマに乗りたい!”その一心でオーダーした」と購入の理由を語る。

光岡自動車「大蛇(オロチ)」 第4号車オーナー 関口氏(右)
「大蛇(オロチ)」第4号車オーナー 関口氏(右)
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 第4号車オーナー 関口氏
こだわりの特別オーダーで塗られたイエローが映える、第4号車。
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 第4号車の内装にもコダワリが・・・
こだわりの強さは内装にも。ホワイトの本革シートにレッド&ブラックのインパネが個性的だ。

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30代のオーナーが26%

 既に、およそ50台のオーダーを受注した「ミツオカ 大蛇」。発表当初に光岡自動車が予想した通り、実際のオーダーも50歳以上のユーザーが5割を超えた(50歳代:約31%、60歳代:約21%)。しかしいっぽうで、30歳代が約26%と全体のおよそ4分の1を占めるなど、近年クルマ離れが叫ばれる若いユーザーが思いのほか多いことに、メーカー自身驚いたという。
 ユーザーのプロフィールで見てみると、会社経営者が65%と多い。その他、医者、スポーツ選手、IT関係、作家など、個性を重んじる大蛇を支持したイマドキのリッチなユーザー像が浮かび上がってくる。
 また地域別では、東京都がおよそ24%、次いで愛知県が12%を占め2位、というのが興味深いところだ。光岡自動車では、愛知県はスーパーカーディーラーも多く、もともと市場が大きいのでは、と予想するが、地元企業トヨタ自動車の好景気も追い風となっていることは間違いないだろう。

 今回納車となった1号車から4号車は全て違うボディカラー、仕様が異なる。絶対的な高性能よりも、まずファッション性やデザイン性を重視して生まれた大蛇。その強烈な個性に惹かれただけに、ユーザーのこだわりもひときわ強いということだろう。
 光岡自動車によれば、年内出荷予定のおよそ50台分は全て予約で埋まっており、納期は現時点で1年以上待ちの状態だという。今後も、順次納車を行なってゆく。

光岡自動車「大蛇(オロチ)」 個性的なヘッドライト
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 こちらは既にナンバーのついた先行試作車だ
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 エクステリア
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 リアビュー
光岡自動車「大蛇(オロチ)」 フロントビュー

( レポート/写真:CORISM編集部 )

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