キャデラック SRX
キャデラック SRX フロント

ベースモデルのエクステリアに大きな変更はないが、専用デザインのバンパーや20インチアルミホイールなどを装着するスポーツパッケージが新たに設定された。

キャデラック SRX フロントマスク

キャデラックらしいヘッドランプやフロントグリルを採用。より高級なイメージへと生まれ変わった。

キャデラック SRX リヤ

横長のハイマウントストップランプが、いかにもキャデラックらしい。全体的にシャープなイメージだ。

キャデラック SRX リヤコンビランプ

縦長のリヤコンビランプを採用している。LED式で視認性も良好だ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

オンロード重視の洗練されたデザイン

 GMの持つブランドの中でも最上級に位置するのがキャデラック。ラグジュアリーブランドのSUVとして作られているのがキャデラックSRXだ。キャデラックにはさらに大きくて豪華なエスカレードも存在するが、日本ではSRXくらいまでが一般的なチョイスになるだろう。
 キャデラックブランドのSUVらしく、基本プラットホームはシグマアーキテクチャーと呼ぶ乗用車用のものを使っている。このことからも本気でオフロードを走るようなタイプのSUVではなく、乗用ユースを重視したSUVであることが分かる。

インテリアを一新して使い勝手を向上させた

 キャデラックSRXは2003年10月に2004年モデルとして日本に導入され、2007年3月には大幅なマイナーチェンジを受けて魅力アップを図っている。外観デザインの変更点は少ないものの、インテリア回りはインパネのデザインを一新したほか装備の充実化が図られており、さらに4.6リッターエンジンの搭載車には電子制御6速ATを組み合わせ、そして全グレードとも左右のハンドルが選べるようになった。
 大型のアメリカンSUVを求めるユーザーの多くは、左ハンドル車を好むため、従来は左ハンドル車だけの設定だったのだが、GMではユーザー層を広げるために新たに右ハンドル車を設定してきた。日本の道路交通環境の中では当然ながら右ハンドル車に乗るのが良い。

代表グレード
SRX 3.6L
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4965mm×1850mm×1710mm
車両重量[kg]
2030kg
総排気量[cc]
3564cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
258ps(190kw)/6500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
35.0kg-m(344N・m)/2800rpm
ミッション
5速AT
10・15モード燃焼[km/l]
6.7km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
648.5万円
発売日
2007/3/4
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
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