07年はフェアレディZブーム到来か?
カルロス・ゴーン氏による日産大改革の旗艦として、02年に大復活を遂げたフェアレディZの5代目モデルZ33型。
このZ33に当初搭載していた「VQ35DE」型エンジンだが、実のところミニバンのエルグランド、プレサージュから高級セダンのフーガに至るまで、実に多種多彩なモデルに積まれる量産型エンジンをベースにしたものだ。コレは、先代Z32が搭載していた専用ツインターボエンジンVQ30DETTとは異なり、ピュアなスポーツエンジンではない!・・・そんなコアな日産ファンからの反対意見が少なからずあったのも事実だった。
しかし、そんな日産ファンの論争に終止符を討つべく、日産も頑張ってくれた! この1月に登場した07年モデルに、ほぼ新設計となった新型エンジン「VQ35HR」型が搭載されたのである。新エンジンの最高出力313馬力は、ツインターボ時代よりハイパワーだというのだから凄い!
この好タイミングに合わせ、日産自動車のブースには話題の新エンジン搭載のモデルがしっかりメインスペースに展示されていた。
またそれに加え、サプライズとしてバージョンニスモをベースにレース用3.8リッターへと拡大した「タイプ380RS コンペティション」が早くも展示され、Zファンのみならず、会場に集まった多くの来場者たちに注目を集めたのだった。
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鮮やかな プレミアムパッショネイトオレンジの2007年モデル エンジンがVQ35HRに変更された。
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プロダクションレース参戦車輌として開発されたフェアレディZ バージョンニスモ TYPE380RS コンペティション
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真っ赤なワークスカラーが目立つ2006スーパーGT参戦車輌 MOTUL AUTECH Z
「Z」は、あのGT-Rに代わる日産の代名詞になった!
そんな今回の東京オートサロン2007では、一般ブースにおいてもZ33型フェアレディZが数多く出品されていた。大活躍中の2006年スーパー耐久シリーズ参戦車輌を始めとする本物のレース仕様車が多数展示されていたのだ。
いっぽうレースでの活躍を受けて、各チューナーからも実に数多くのフェアレディZが登場。今年1年で急激に増えたその台数は、おそらく日産車ブランドNo.1ではなかっただろうか!
オートサロンにおける日産車といえば、ダントツ「スカイライン GT-R」。
今までのそんな常識が、今年07年においてはちょっと違ったのだ。コレはちょっとしたニュースではないだろうか。
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気持ちよく走るためにこだわって製作されたフェアレディZ バージョンニスモ
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フェアレディZ バージョンニスモはスーパーGT参戦車輌をモチーフとしたエアロパーツを装着する。
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レーシングドライバー景山正美プロデュース shadow sport design Z33影山スペシャル
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快適にストリートで乗れる実用性を考えながらもスタイルと走りにこだわったファイナルフラッグ Z33
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ポルシェチューナーとして有名なシュトロゼックデザインのフルエアロ装着した1台 STROSEK 350Z
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新しいエアロで前年と雰囲気を新たに製作された1台 BOMEX 5ZIGEN EDITION
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2007年モデルから搭載されたVQ35HRエンジン HRの名前の由来にもなっているようにハイレスポンスに設計された。
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バージョンニスモに輝くRSエンブレムが誇らしげだ。2007年度スーパー耐久参戦チームに販売される予定。
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エンドレスのブースでは2006年スーパー耐久シリーズに参戦しているエンドレス アドバンZが展示された
「最速の走りの追求」をテーマに製作されたCOCKPIT CONCEPT SPORTY Z33 フェアレディZ。NAチューンが多い中でツインターボで武装するこだわりの1台
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「最速の走りの追求」をテーマに製作されたCOCKPIT CONCEPT SPORTY Z33 フェアレディZ。NAチューンが多い中でツインターボで武装するこだわりの1台
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2006年スーパー耐久参戦し7戦3勝という優秀な成績を残した。「誰よりも速く」をコンセプトに製作されたeeiA-ings Z
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鮮やかなのピンクの車輌は、D1ストリートリーガルに出場するために製作されたYASHIO FACTORY 琉球 偉人 Z33