メルセデス・ベンツ E320CDI(ディーゼル)
最新ディーゼルユニットの
トルク&燃費はガソリン以上!
メルセデスがEクラスの大幅改良に合わせて2006年8月に導入したのが、ディーゼルエンジンを積むE320 CDIだ。CDIとは「コモンレール・ダイレクト・インジェクション」の略で、今やディーゼルエンジンでは当たり前のコモンレール式を採用している。さらにこのCDIではターボチャージャーも組み合わせているのだが、こちらもVNT(バリアブル・ノズル・タービン)タイプと呼ばれるもので、最新のテクノロジーを投入している点が注目だ。 もちろん環境性能についても配慮しているのが特徴で、酸化触媒や高性能DPFなどを採用。その結果、同じ排気量のガソリンエンジンと比べた場合でも、はるかに少ないCO2排出量とし、NOxやPMなども日本の規制に適合するレベルに抑えられている。 動力性能的にも、メルセデス自慢の7速ATと組み合わせることで、5.5リッタークラスと同等レベルを実現しているという。実際にドライブしても、使用回転数こそ低いものの、7速ATのおかげもあって、鋭い加速を見せてくれるほど。実用燃費や経由を使用することによる燃料費など、経済性にも優れている。
[E320CDI価格] 840万円 |
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メルセデス・ベンツ E350
ガソリンらしいパワフルさと
キレのある走りとルックス
メルセデスの豊富なシリーズ体系のなかでも、中核に位置するのがEクラスだ。世界のミディアムクラスサルーンのベンチマークとして長きに渡って君臨してきた。もちろん日本での人気も高く、道路環境にマッチしたちょうどいいボディサイズ。そしてストレスのないパワフルなエンジンや最先端の安全性など、メルセデスらしさを存分に味わえるモデルといっていい。 今回、CDIとの対決で連れ出したE350アバンギャルドSは、スポーティな装備が特別に与えられたモデルで、AMGデザインのホイールや専用ボディパーツ、ツインクロームのマフラーエンドなどが精悍さをアップさせている。内装に関しても、パドルシフトが採用されるなど、シャープなドライビングフィールが楽しめる。エンジンはもちろんガソリンで、3.5リッターのV6DOHCを搭載。またミッションはCDIと同じ7速ATだ。フィーリング的には、滑らかでストレスのない吹け上がり。そして低速でのパワフルさと高回転でのパンチなど、ガソリンらしさが存分に味わえる。環境性能についても4つ星を取得しているほどだ。
[E350アバンギャルドS価格] 871.5万円 |