【速報】デトロイトモーターショー07：キャデラックCTS

　それまでのイメージを一新させたスタイルで2003年に登場したキャデラックCTS。早くもそのCTSがモディファイされることになった。基本的な路線は同じものの、エクステリアのデザインを変更。2003年に発表されたシックスティーン・コンセプトからインスパイアされたという、フロントグリルをはじめ、LEDライトユニットやフェンダーラインなど、新たなスタイリングを得て、デトロイト・ショーで披露されたが、先代からややアメリカンテイストが強調されたフォルムになった。

　インテリアもセンターパネルのスイッチ類などを巧みにコンパクト化して、シンプルなデザインに。金属のテイストと温もりのあるウッドパネルをインテグレートさせ、スポーツ＆ラグジュアリーを調和させている。ダブルサンルーフを採用し、前席だけでなく後席のパッセンジャーも開放感を味わえる。

　また足回りを再設計することで、乗り味を改善。再び世界一過酷なテストコースといわれる、ドイツのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでサスペンションのセッティングを行うなど、スポーツ性に磨きをかけたという。エンジンは従来からの2.8Lと3.6LのV6ユニットに、300psの3.6LダイレクトインジェクションVVTを追加。6速MTと6速ATが設定される。駆動方式は、RWDモデルだけでなく、4WDモデルも加わった。