アルファロメオ スパイダー フロントマスク
アルファロメオ スパイダー フロント

この上ないスペシャリティ感が魅力的なエクステリア。アルファロメオのオープンと言ったらもはや決まりモノだろう。

アルファロメオ スパイダー グリル

147などと共通イメージのフロントマスクはアクが強く非常に個性的。精悍でスポーティなイメージは、特別な存在感を醸し出す。

アルファロメオ スパイダー リヤ

オープンモデルならではの優雅さはやはりリアスタイルに現れる。ボディサイズがコンパクトなこともあってか凝縮感もあり、質感高いイメージである。

アルファロメオ スパイダー テール

新しいアルファロメオのイメージをリアビューに与えるのは個性的なテールランプ。表情豊かでどこからみても "アルファスパイダー" だとわかるだろう。

アルファロメオ スパイダー ホイール

グレードにより3種のサイズのタイヤ&アルミを用意する。写真は225/50R17というサイジング。アルミホイールはアルファならではの古典的デザインで個性を主張する。

アルファロメオ スパイダー オープントップ

アルファロメオ スパイダー オープントップ

開けていても閉じていても、どちらも様になるようにデザインされている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

乗る前から優越を感じる美しいオープン

 アルファロメオ・デザインセンターとピニンファリーナのコラボレーションによる素晴らしいデザインは、乗り込む前からオーナーに優越感を与えるだろう。伝統あるアルファ・スパイダーらしい色気を感じさせる。これは絶妙なボディのカーブから出てくるのだろうか。2006年ジュネーブショーでデビューしたときから話題になっていた。ボディサイドにはピニンファリーナデザインの証であるバッジが付けられている。オープンモデルでも分割式パネルルーフが流行っている中、アルファ・スパイダーはあえてソフトトップにこだわった。それはクーペではないスパイダーを強調したかったに違いない。

 オープンにしたときに美しいスタイリングを見せるため、ソフトトップの電動開閉システムが凝っている。まずソフトトップの後部が跳ね上がり、つぎにトランクが後ろヒンジで口を開ける。そこに前から持ち上がっていったソフトトップが畳まれながら収納される。最後にトランクリッドが閉まって終わる。ヘッドレストの後ろにはロールオーバーバーがあり、その後ろに設置されたエアロパーツがオープンになると現れる。これは昔のレーシングカーを思い出させる。これで風を整流し空気抵抗を減らすことができるだろう。また巻き込んでくる風をオプションのウインドストップによって防ぐこともできる。

2.2リッターと3.2リッターがラインナップ

 エンジンは直列4気筒2.2リッターJTSとV型6気筒3.2リッターJTSの2種類が用意されている。2.2はFFで3.2は4WDである。

代表グレード
2.2 JTS ディスティンクティブ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4400×1830×1380mm
車両重量[kg]
1650kg
総排気量[cc]
2198cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
185ps(136kw)/6500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
23.4kg・m(230N・m)/4500rpm
ミッション
6MT
定員[人]
2人
税込価格[万円]
486.0万円
発売日
2006/10
レポート
こもだ きよし
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム