12月8日 モナコ・モンテカルロでの授賞式にて(左:FIA会長マックス・モズレー氏、右:ブリヂストン代表取締役社長 荒川詔四氏)

12月8日 モナコ・モンテカルロでの授賞式にて(左:FIA会長マックス・モズレー氏、右:ブリヂストン代表取締役社長 荒川詔四氏)

 

安全啓発活動“Think Before You Drive”のグローバルな活動を評価

 ブリヂストンは、国際自動車連盟(FIA)から「第3回FIAワールドプライズ」を受賞したと発表した。

 今回の受賞は、欧州や日本をはじめとしたブリヂストンの安全啓発活動“Think Before You Drive(忘れないで!運転前のチェック)”のグローバルな活動が評価されたことによるもの。

 「FIA ワールドプライズ」は、FIAの設立100周年を記念して、2004年に交通安全・交通環境に関する賞として創立されたもので、交通安全の推進に最も貢献した個人・組織を表彰するもの。第1回はフランス大統領ジャック・シラク氏、第2回はイタリア前国土交通省大臣ピエトロ・ルナルディ氏が受賞しており、今回のブリヂストンの受賞は企業として初めてのことだという。

 ブリヂストンは、FIA Foundation(エフ・アイ・エー ファンデーション:FIAの基金により設立された、交通安全や環境などに関する国際慈善団体)と共同で“Think Before You Drive”キャンペーンを展開してきた。この取り組みの中で世界各国にあるブリヂストン子会社は、FIA Foundation傘下にある各国自動車クラブと連携し、タイヤの日常点検やシートベルトの着用、正しい姿勢での運転、チャイルドシートの使用の重要性についてドライバーの理解を深める活動を展開し、併せて安全小冊子や、タイヤの空気圧と残り溝が測定できるタイヤゲージを配布している。この活動は、2005年の活動開始から現在までで、約80カ国で行われている。

 FIA会長のマックス・モズレー氏は今回のブリヂストンの受賞に対し、「ブリヂストンの交通安全の推進に対する取り組みは、FIAワールドプライズに値する活動です。私たちはこれからも引き続きFIAとしてこのキャンペーンに協力し、FIA Foundationは、世界中で交通安全啓発活動を推進していきます。」とコメントしている。