テキサス工場でラインオフ式を実施

 トヨタは、Toyota Motor Manufacturing, Texas, Inc(以下TMMTX)で、米国時間11月17日10:00(日本時間11月18日1:00)にラインオフ式を実施し、新型フルサイズピックアップトラック タンドラの生産を開始した。

 ラインオフ式は、リック・ペリーテキサス州知事、ジョン・トーマス・シーファー駐日米国大使、フィル・ハードバーガー サンアントニオ市長らを来賓に迎え、トヨタの渡辺捷昭社長、豊田章一郎取締役名誉会長、TMMTXの田島英彦社長、ドン・ジャクソン副社長ら出席のもと行われたとのこと。

 席上トヨタの渡辺捷昭社長は、「テキサスの地に新しい工場が完成し、素晴らしいチームメンバーが集い、新型タンドラが生産されていくことを大変誇りに思う。テキサス工場は、トヨタの世界60ヶ所以上におよぶ工場で培ったノウハウや生産技術の枠を集めた最新鋭の工場である。」と述べたという。
 また、TMMTXの田島社長は、「テキサス工場関係者の4年近くにわたる努力と情熱が、遂に実を結ぶことになった。尽力いただいたチームメンバー、工場建設関係者、サプライヤー、地元関係者他多くの方々の支えなしには、今日という日を迎えることはできなかった。テキサス州、そしてサンアントニオ市にしっかりと根をはり、輝かしい未来に向け共に歩んでいきたい」と述べたとのこと。

 TMMTXは、2003年3月、トヨタの北米第6番目の組み立て工場として設立され、生産能力は、年間20万台、投資額は約12億8千万ドル。

 なお、北米におけるトヨタの生産能力は、2007年に生産委託を開始する富士重工業の北米生産拠点でのカムリ生産能力(年間10万台)、同年に能力を増強するメキシコの生産拠点の生産能力(追加分2万台)、2008年に生産開始予定のカナダの生産拠点の生産能力(年間15万台)を含め、2008年には202万台となる予定だという。(テキサス生産開始による現在の生産能力を175万台)