何はともあれ、まずは水洗い!

タイヤが黒いとボディも引き締まるのだ!

 どんなにスタイリッシュなクルマでも、タイヤが汚れていては、その魅力は半減してしまいます。オシャレは足元からですから!
 エクステリアの部位でも、目が行きやすいタイヤ。ここが黒々しているとクルマ全体が一層引き締まって見えますよ。というワケで今回は「タイヤ」編。まずはたっぷりの水をかけてスタート!

タイヤの回転方向に徹底的にブラッシング!

 泡立ちの優れた表面活性剤を含有した台所洗剤を原液のままブラシに付け、タイヤの回転方向に合わせブラッシングを行います。
 亀の子たわしも最適ですが、タイヤに塗布した古いシリコン皮膜や、ブレーキダストなどがこびり付いているため、手に付くと落とすのが大変。タイヤハウス洗浄でも使用した、柄の付いたブラシが最適です。
 タイヤの原料でもあるゴムの深部にまで汚れが浸透しているので、とにかく根気よく作業を行いましょう。

汚れ度合いを指で擦ってチェック!

 ブラッシング、すすぎを何度か繰り返しタイヤの表面に不純物が除去されたかを確認をしましょう。手っ取り早く、指でタイヤ表面を擦ってみて粘性の汚れが付着しなくなったら、合格!タイヤすっぴん状態です。
 汚れを完全に除去をしていない状態のままタイヤワックスを塗布した場合、その場はキレイになったようにみえますが、実は汚れを閉じ込めているだけ。これを繰り返しますと、しつこい汚れとなり最終的には赤茶けたようになってしまいます。

タイヤワックスは直接スプレーをしない。

 タイヤワックスは、ムースタイプやスプレーなどさまざまなものが発売されております。耐久性やツヤの出方は多少異なりますが、使用方法は基本的に「吹き付けて放置したままでOK!」と明記してあります。しかしこれでは、粘性のある液体が埃を呼んでしまいますし、ある程度乾燥したとしても、余剰成分が塗装面に飛び散り付着。汚れの原因になってしまいます。
 柄の付いたスポンジにいったんワックスを適量拭き付け、タイヤの回転方向に合わせて均等に塗布をしていきます。この方法では、ムラになることも厚塗りになることもありません。しっかりすり込むことで溶剤の浸透も促進され、皮膜も強化されます。(仕上げにやや固めのブラシで、叩くようにブラッシングをすればさらに耐久性が期待できます。)

↑タイヤすっぴんになるまで徹底洗浄を行い、上記の方法でワックスを掛け30日経過後の状態です。
 しっかりとワックス成分がタイヤに浸透しているため、黒ツヤを保っております。ちなみに使用したタイヤワックスは決して特別なものではなく、ホームセンターのワゴンセール品でお値段は198円。要は使い方ですよ!

 次回は、ヘッドライト、テールレンズ編です。