「ワゴンR」に次いで軽商用タイプにも設定

 スズキは、カーシェアリングシステム(少数の車両を多数の利用者で共同利用するシステム)に対応した「エブリイ カーシェアリング専用車」を設定し、10月30日より納入を開始した。

 カーシェアリングシステムは、環境への配慮、交通渋滞解消、車所有の負担軽減を目的とした新しいクルマの利用形態である。

 「エブリイ カーシェアリング専用車」は、CEVシェアリングが運用しているカーシェアリングシステムに対応していて、同システムを利用しているカーシェアリング事業者向けに設定している。個人認証を行うためのICカード読込装置や、総合管理センターと通信するための通信機を搭載している。スズキは軽乗用タイプ「ワゴンR」のカーシェアリング専用車を発売しているが、軽商用タイプのカーシェアリング専用車の要望に応えて「エブリイPU」をベースに設定し、受注生産により販売するとのこと。

 CEVは、日本初のカーシェアリング総合管理会社として2002年に設立。総合管理センターを含めたカーシェアリングシステム全体の運用を行っているという。CEV自らカーシェアリング事業を行い、利用者と直接契約を結ぶほか、カーシェアリング事業者と契約を結び、顧客・車両の総合管理代行も行っているとのこと。

 「エブリイ カーシェアリング専用車」の価格は、2WDが160万2,300円、4WDが172万8,300円。ボディカラーは“シルキーシルバーメタリック”が採用されている。