すすぎは徹底的に!

 ピッチ、タール、ブレーキダストなどしつこい汚れを含んだ泡を勢いよく洗い流します。流れ落ちる泡にまだ汚れが含まれている場合は、再度ブラッシング作業を行い泡が白くなるまで繰り返します。とにかく根気よく作業をすることが重要です。

アンダーカバーの洗浄もついでに施工!

 タイヤハウスほど汚れていないにせよ、アンダーカバーにもしつこい汚れがかなり堆積しています。特にオイルパン周囲には、こびり付いたエンジンオイルがべっとり。洗浄には、すっかりお馴染みの歯磨き粉をやや多めに付けブラッシング。日頃は見えない部分ですが、ここまで洗浄を行えば洗車道の「極」といえます。作業後には十分な水ですすぎをしましょう。

触っても汚れが付かなくなったら合格!

 タイヤハウスを直接指で触るなんて正直勇気がいります。指先には、訳の分からない汚れがべっとり付きそうじゃない?自ら手を汚したいとは誰も思いませんよね。では、実際どこまで洗浄されたか触ってみましょう。

 実際にタイヤハウスを指で擦ってみました。「キュッ」という、いかにもキレイですという音。指先に注目!まったく汚れが付着しておりません。

汚れを除去したら保護&防汚作業。

 タイヤハウス内の汚れをキレイさっぱり除去をしたら、今度は素材の保護を行います。使用するケミカルは市販のタイヤ&ダッシュボードワックスが最適。(タイヤハウスの素材はつや消しプラスティック。)
 同目的の商品は、ムースタイプとミストタイプがありますが、均等に噴射可能な後者を使用します。

ワックスを塗布したら均等に伸ばす。

 ミスト状のタイヤ&ダッシュボードワックスをタイヤハウス内に噴射したら、余剰分を拭き取ります。拭き取りには、柄の付いたワックススポンジがオススメ。溶剤が均等に伸び皮膜も強化されます。
 作業をする際、いきなり広範囲に噴射しますとブレーキローターなどにワックスが付着し、制動に影響を与える可能性がありますので、小範囲ごとに作業を進めていきましょう。

 どうですか?まるでショーカーのような黒々とした素材感。このような部位までお手入れをすれば、あなたも洗車の「達人」に一歩近づいたといえるでしょう。

 ちなみにここで伝授した方法で作業を施した別のクルマのタイヤハウスです。豪雨の中を数時間、走り続けた直後撮影したものですが、汚れもほとんど付かずキレイに雨を弾いています。
 汚れが固着しないため、日頃の洗車も楽になりますよ!見えないところも徹底洗浄!少々面倒ですが、親愛なる愛車はここまで磨きましょう。

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