気合い十分!新型CR-V
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【ホンダ 新型CR−Vの選び方】グレード構成
新型CR-Vのグレードは全部で5ツ。イマドキのクルマにしては多いなあ、とカタログを観てみるとそのうち4WD車は3グレード、FF車が2グレードでそれぞれ別名称を与えられていることがわかる。これを主要装備で見比べてみると、ベーシックグレード「X」には対応するFF版はなく、上級グレード「ZX」にはFFの「ZL」が対応(若干の差異あり)、そして最上級の4WD「ZXi」とFF版「ZLi」がほぼ同様の装備となっている。本稿では便宜上、4WDのグレードを中心の紹介とする。
Xは252.0万円(消費税込み、以下同)。
ベーシックグレードとはいえ、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステム、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)といった先進の安全装備や、ディスチャージヘッドライトや左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンといった便利装置は標準装備なのが嬉しい。これはライバルにはない、新型CR−Vでしかなしえない大きな特典といえるだろう。
外観上はアルミホイールが17インチとなるほか、新型CR−Vを印象付ける樹脂製のロアガーニッシュがブラック色となる(他グレードはガンメタリック塗装)ほか、ドアハンドルがボディ同色(他グレードはクロームメッキ仕上げ)となるのが他グレードとの主な違いだ。ただ、黒いロアガーニッシュはむしろRV車らしい雰囲気がありコレはコレでアリ。そう考えれば、買い得感もある価格設定と相まって魅力的なグレードとなる。
なお、オプション設定があるサイドエアバッグやカーテンエアバッグも出来る限り選んでおきたいところ。安全装備だけは後付け出来ないもので、せっかく新車で買うなら奮発しておきたいところだからだ。また標準装備の17インチアルミホイールに換えて他グレード同様の18インチアルミホイールをオプション設定することも可能となっている。
注意したいのは、ホンダ車の常でカーナビゲーションシステムやオーディオは全グレードでオプションとなる点。付けるとなれば値の張る商品だから、予算を組む際には注意したい。メーカーオプションのリアカメラ付きHDDインターナビシステムも魅力的だが、ディーラーオプションとしても予算別に様々な設定がある。ディーラーオプションは値引きの切り札となりうるので良く吟味したいところ。
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ZXはXの23.1万円高、275.1万円。FF版のZLは28.35万円安い246.75万円。
Xの装備に加えて本革巻ステアリングホイール、ダブルデッキカーゴシェルフ、運転席&助手席8ウェイパワーシート+運転席シュクラ社製ランバーサポート(※ZLのみオプション設定)などが加わる。
またバンパーロアガーニッシュ/ドアロアガーニッシュ/サイドシルガーニッシュ/ホイールアーチプロテクター/リアマッドガードがガンメタリック塗装となるのはXの項で述べたとおりだ。
なお、サイドエアバッグやカーテンエアバッグ、また便利なスマートキーシステムはオプション設定可能。コレにHDDナビシステムを加えればほぼ最強だろう。
最上級グレードZXiはZXの48.3万円高、323.4万円。FF版のZLiはZLの55.65万円高の302.4万円と非常に高価だ。
ただし高価な分、ZXの装備に加えて前席用i-サイドエアバッグやサイドカーテンエアバッグ、追突軽減ブレーキとE-プリテンショナー(運転席/助手席)、AFS〈アダプティブ・フロントライティングシステム〉、IHCC〈インテリジェント・ハイウェイ・クルーズコントロール〉、スマートキーなど先進・安全・便利装置の山盛りテンコ盛りとなるのだ!
サイドエアバッグやカーテンエアバッグ、スマートキーについては前出通りZX(ZL)でもオプション設定可能。その他の追加装備についてもZXへ個別に必要なオプションだけ設定可能、としたほうが良いような気もするが、現状ではその設定はなく、フルセットで搭載されたZXiを選ぶしかない。なかなか手が出にくいグレードではある。
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【ホンダ 新型CR−Vの選び方】オススメグレードは
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しかし今回の新型CR-Vは、
1.ベーシックなX(従来のRV車らしいシンプルな魅力を放ちつつ装備はかなり豪華) 2.最上級なZX 3.最上級で、さらに安全・便利装備が充実するZXi
という位置付けとなっていて、中間グレードは存在しない両極端な展開となっているところが興味深い。というワケでオススメグレードもXかZX、それぞれニーズに合わせてセレクトするのが良いだろう。
ZXiも先進の安全装備がさらに追加される魅力的なモデルだが、約50万円の差額はさすがに小さくない。
1.の「X」については2リッターの「日産 エクストレイル」や2.4リッターの「トヨタ RAV4」、「三菱 アウトランダー」に対抗するモデルと考えてよい。その比較では、価格的にはやや高めながら、やはり質感の高さに加え安全装備の充実度の点でCR-Vが圧倒的に優位だ。この差は大きい。
ただし3列7人乗りが必要ならば、アウトランダーやひとクラス上の「トヨタ クルーガー」という選択肢になる。とはいえ7人乗車を考えるなら、もっと広いミニバンという選択肢も併せて検討ほうが良いだろう。
いっぽう 2.「ZX」と 3.「ZXi」については、ひとクラス上の「トヨタ ハリアー」や「日産 ムラーノ」等の高級SUVにも十分対抗出来る内容と考えられる。また安全装備、特に横滑り防止装置については価格帯が近い2.4リッター(ムラーノは2.5リッター)版の場合ハリアー、ムラーノとも設定自体がなく、同様の装備を望むとなればより高価なV6 3.5リッター版をセレクトしなければならない、とCR-Vのひとり勝ち状態なのだ。
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代表グレード
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ZX(4WD)
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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4520x1820x1690mm
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車両重量[kg]
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1550kg
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総排気量[cc]
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2354cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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170ps(125kW)/5800rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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22.4kg-m(220N・m)/4200rpm
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ミッション
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電子制御5速AT
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10・15モード燃焼[km/l]
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11.6km/L
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定員[人]
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5人
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消費税込価格[万円]
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275.1万円
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発売日
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2006/10/13
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レポート
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CORISM編集部
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写真
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本田技研工業/CORISM編集部
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