9月19日、オペラやバレエの公演で知られる新国立劇場(東京・初台)にて、この日待望の発売となったレクサス LS460の新型車発表会が行なわれた。発表会の会場といえば大半がホテル、もしくはちょっと変わってカフェやクラブなどが使われることもあるが、今回選ばれたのは劇場。意外ともいえるこの選択に、どんな演出があるのかと期待が膨らんだ。
フラッグシップモデルに相応しい豪華なオープニング!
オープニングでは、重層構造になっている舞台装置と重層スクリーンを生かした大掛かりな演出が行なわれた。まず、レクサスのキーワードである「L-finesse」などの文字を交えた映像が重層スクリーンに映されたのち、舞台奥から「LS460」が登場!そして、右手前の床の舞台装置からチェリストが現れ、演奏が始まった。その後も、モダンバレエやオペラ歌手によるパフォーマンスが続き、10分を超える演出に会場に集まった報道関係者たちも見とれている様子だった。
全世界で2万台の販売を見込む
オープニング演出が終わると、渡辺社長によるあいさつと、チーフエンジニアの吉田氏による商品概要の説明が行なわれた。デザイン、エンジン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンションなど全てを一新した「LS460」。先進システムを惜しみなく投入したほか、アートの領域への昇華を目指したというデザイン、素材の質感や感触までこだわったインテリアなどレクサスブランドのフラッグシップセダンとなる。また、来年春にはハイブリッドバージョンの投入も予定されているとのこと。
気になる国内の月販目標台数は、1,300台。全世界で2万台(国内では1万台、国外では北米を中心に1万台)の販売が見込まれている。国内ではすでに、9,000台強の予約が入っているとのことで、早くも目標達成に自信を見せた。
昨年8月に日本市場に導入されたレクサス。販売台数は、当初の目標台数を下回るなど苦戦を強いられてきたが、フラッグシップとなるLSシリーズ投入でレクサスブランド巻き返しとなるか今後に注目したい。