GM ガソリンを全く使用しない燃料電池車「シークエル」を発表
GM ガソリンを全く使用しない燃料電池車「シークエル」を発表

GM ガソリンを全く使用しない燃料電池車「シークエル」を発表

GM ガソリンを全く使用しない燃料電池車「シークエル」を発表

クリーンな水素燃料自動車

 ゼネラルモーターズ(GM)は、報道関係者を対象に、ガソリンを全く使用しない最新鋭の燃料電池車「シークエル」の試乗会を行った。

 シークエルは、2005年にデトロイトで開催された北米国際自動車ショーで初めて公開された。同車は、ステアリング・バイワイヤー、ブレーキ・バイワイヤー、ホイール・ハブ・モーター、リチウム・イオン・バッテリー、軽量アルミ構造といった多様な先進技術と水素燃料電池推進システムを世界で初めて融合することに成功しており、排出するのは水のみで、クリーンで再生可能な水素を燃料としている。

 他の燃料電池車と比較しても、シークエルは480km以上という長い航続距離を達成し、0-100km/h加速はおよそ10秒、トルクは70%向上させるなど高い性能を誇っている。またシークエルは、ゆとりある5シートを備え、オールアルミニウム構造など印象的なスタイルのクロスオーバーSUVであり、米国運輸省が定める連邦自動車安全基準にも対応している。さらに、雪上や氷上でも高度な安定性を確保した全地形対応車であるほか、交通渋滞や路面状況について他のクルマと情報交換する機能を搭載している。