丸テールがしっかりとキャラクターを主張し、本来の姿に立ち返ったといっていい。GT-Rはフルモデルチェンジから3カ月遅れて登場した。 2.6リッター/280馬力と4WDの組み合わせというのは、当時のグループAを念頭に置いたもので、当初からレース参戦を予定していたのだ。 スポーツカーライクな室内はスパルタンなイメージすら漂うほどだ。室内空間はかなり狭く、実用グレードの販売は結局振るわなかった。 ![]() |
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失敗をバネに走りのイメージを再度全面に出す販売的には惨敗だった7代目のあとを受け、走りのイメージを全面に出したのが8代目となるR32型だ。エンジンは4気筒もセダンに用意されていたが、メインはやはり6気筒のターボ。タイプMといったFRグレードも熱い走りを披露したが、なかでもGT-Rはレース参戦を念頭に置いた別格の存在だった。2.6リッターのツインターボは規制値いっぱいの280馬力を発揮し、4WDや4輪マルチリンク、さらにはスーパーハイキャスなどによって安定した走りを披露した。
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