オイルショックに見まわれた不運のスカイライン
広告に使われたケンとメリーというキャラクターのちなんで、ケンメリと呼ばれる4代目スカイライン。より重厚感あふれるスタイルは、当時流行したウエッジシェイプやファストバックスタイルを取り入れたもので、新鮮だった。ただしエンジンラインナップやシャーシなど、メカ的にはハコスカを継承しており、目新しさ部分はない。ただし販売的にはケンメリの名がブームになるほどで、大成功を収めた。またGT-Rも投入されたが、オイルショックの影響もあり、サーキットに姿を現わすことなく197台のみで生産は中止されてしまった。
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トランクが独立した4ドアセダンのほかに、2ドアハードトップも用意されていた。こちらは大きなリヤハッチのファストバックを採用。
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エンジン体系はハコスカと同じで、直6のL型がメインで、4気筒はG型としている。ただし途中から排ガス対策が施され、G型は消滅する。
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70年代に入ったこともあり、装備はかなり豪華になり、より今のクルマに近づいたといっていい。また室内スペース自体は広い。