GMAPジャパン が 新型 キャデラック DTS を発表

キャデラック・ラグジュアリーの粋を集めた最新モデル

 ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは、新型 キャデラックDTSを2006年5月10日に発表し、6月17日より全国のキャデラック正規販売店を通じ、一斉に発売開始すると発表した。

 キャデラック・ラグジュアリーの象徴としての役割を担ってきたドゥビルが2006年、キャデラックDTSとして新たに登場。モデル名もアルファベットのネーミングを採用し生まれ変わった。

 エクステリアは、フロント・エンドのパネル、グリル、フェイシアを一新し、HIDバイキセノン・ヘッドランプを標準装備。また、トランク・リッド、リア・クォーター、リアエンドのデザインも変更し、LEDテールランプ/センター・ハイマウント・ストップランプを新たに装備し、キャデラックの伝統と最新の「アート&サイエンス」デザインを高次元で融合している。

 インテリアは、クリーンで立体的な面構成となり、より先進的なデザインが施された。表面の光沢を抑えた手触りのよい天然素材など上質な素材を随所に使用し、洗練された高級感あふれる内装を実現。また、シート・スライド量を25mm拡大、デュアル・ファームネス(2種類の固さを持つクッション)によって快適性を向上させたシート、インストルメント・パネルの位置を変更し室内空間を拡大、インストルメント・パネルおよびドア上部トリムの中に、柔らかい素材を配して高級感を持たせた成型ウレタンの表面仕上げ、ダーク・バールド・ウォールナット・トリムの採用、クリーンな面が連続し一体感のあるセンターコンソール・デザインなど、デザインを一新し、緻密で質感の高さを感じさせる仕上がりとなっている。

GMAPジャパン が 新型 キャデラック DTS を発表
GMAPジャパン が 新型 キャデラック DTS を発表
GMAPジャパン が 新型 キャデラック DTS を発表

 DTSの開発では、設定された数百もの基準を厳守しつつ開発作業を実施。その結果、部品間のはめ合わせ、仕上げ、さらに各構成要素の全体的調和において圧倒的な高い精度を実現。内装各部品間の隙間は最大で5mm、平均で2mm以下。各外装パーツ面のチリはきわめて精緻で、あたかもクルマ全体が一本の鋼鉄の棒から削り出されたかのような仕上がりを見せる。エンジンフードとフロント・エンド部の隙間はわずか4mm、フェンダーとヘッドランプの隙間およびエンジンフードとフェンダーの隙間は1mm以下、テールランプとトランク・リッドの隙間は2mm以下など、寸法精度を大幅に向上した。

 安全性能は、従来以上の対策が施され、ボディ・フレーム・インテグラル(BFI)構造をはじめとするフロントおよびリアのクラッシャブル・ゾーンなど耐衝撃性は大きく向上。さらに、新型DTSでは6つのエアバッグを採用。衝突の程度、シートベルトの使用状況、着座位置に応じて、エアバッグの展開する大きさを調整する乗員保護性能の高いシステムとなっている。

 シャシーは、新開発のフロント・サブフレームを採用、静粛性はドゥビルよりさらに向上。4チャンネル・アンチロック・ブレーキ/トラクション・コントロールやブレーキ・アシスト付きスタビリトラック、マグネティック・ライド・コントロール(磁性流体・減衰力制御システム)など、最新鋭のシャシー制御技術が盛り込まれ、確実なボディ・コントロールを実現、静粛性の向上、乗り心地のよさを追求した。足回りは18インチ・アルミホイール/タイヤを採用。ブレーキも大径ローターを採用し、制動力を高めている。

 価格は、840万円。

代表グレード
DTS 4.6リッター
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
5,300mm×1,905mm×1,480mm
車両重量[kg]
1,880kg
総排気量[cc]
4,584cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
295ps(217kw)/6,200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
41.5kg-m(390N・m)/4,500rpm
ミッション
フロア前進4速 後退1速 オートマチック
10・15モード燃焼[km/l]
6.6km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
840万円
発売日
06/06/17
写真
GMAPジャパン