ジャガーXK
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スタイル インテリア 走り&メカニズム

 素晴らしい青空が広がる南アフリカのケープタウンで新型XKクーペとコンバーチブルに試乗したので、そのインプレッションをお伝えしよう。
 ブレーキペダルを踏み込みセンターコンソールにある赤いスタート・ストップボタンを一度押すとV8エンジンが自動的に始動する。キーレス・エントリー・リモコンは挿す必要はない。新型XKでは最新型のスタート方式に進化している。
 これまでのJゲートから逆Lゲートのシフトパターンになった。PRNDと並びDレンジから左に倒すとSになる。Sでは高いエンジン回転を使う自動シフトだが、ここでハンドルの付いているパドルシフト(右アップ、左ダウン)を使うとマニュアルモードに切り替わる。Dレンジのままでもパドルシフトが臨時で使えるが、ここではしばらくするとDレンジに戻るタイプ。これは最新の考え方で、扱いやすいのでボクは好きだ。
 スタイリッシュなスポーツカーであるがXKはハードな走りも充分こなせる。ケープタウンの高速ワインディングロードを飛ばしたときに、しっかりしたボディとしなやかに動くサスペンションで正確なハンドリングで楽しめた。さらに海の近くにあるKillaney Racing Circuitでも走ることができた。ここではブレーキング&タイトターンの連続だったが、DSC(横滑り防止装置)をカットして走っても破綻が起きない強いグリップで安定していた。
 コンバーチブルでソフトトップを開けて走っているときよりクーペの方がコーナーへのターンインがハンドル角に従ってとてもスムーズだった。しかしコンバーチブルの走りでも不満なくワインディングロードをドライブできる。エンジン音はコンバーチブルがV8サウンドを走りながらよく聴くことができる。
 コンバーチブルはその派手なたたずまいから走らなくても楽しめるが、高速道路もワインディングロードでも本格的なドライビングを楽しむことができる魅力的なクルマだ。

代表グレード
XK
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4791×2070×1322
車両重量[kg]
1595
総排気量[cc]
4196
最高出力[ps(kw)/rpm]
300(224)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
42(310)/4100
ミッション
ジャガーシーケンシャルシフト
定員[人]
4
取材協力
ジャガージャパン
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム