走行上は問題ないが、早くも異音が発生!大丈夫か?

早くもミッションから異音が!事故車の宿命か…?

内外装は意外にキレイで、全く問題はなし…

 私が衝動買いしたS2000は、今回も安かっただけあり、なかなかスリリングなクルマです。車検証を見ると初度登録は平成11年4月となっています。S2000の発売が開始されたのが、平成11年の4月からなので、まさに初期型。それもそのはず、車台番号は100番台という生産開始直後のナンバーが刻まれておりました。

 そんな初期ロッドのクルマで大丈夫か?と不安になったので、とりあえず試乗してみると、普通に走ったところ、何ら問題はありませんでした。ただ、ギヤを入れたままアクセルを戻し、空走状態で走ると、ミッションかクラッチのあたりから、ゴォーッという音がします。そしてクラッチを切ったり、アクセルを踏んでトラクションを掛けると、音は止まります。

 普通はデフが壊れていると、このような症状になることが多いのですが、音は後からではなく、前のミッションのあたりから聞こえてくるのです。これも、事故車の後遺症なのかと、いろいろユーザーのホームページなどを調べてみると、同じような症状のクルマが多く、初期型のS2000の持病のような感じでした。

 たまたま、話をした友人からも、「友達の新車で買ったS2000に乗ったときに、全く同じような音がしてたから、しょうがないんじゃない」と言われたので、自分のクルマだけに起こっている症状ではないことが分かり、多少は安心しました。それでも異音が出ることには、変わりはないですが…

リヤのスクリーンはビニール製…ロードスターの方が偉いゾ!

リヤのスクリーンは多少曇り始めている…

 その他は特に問題もなく、とりあえずは普通に走ってくれそうでした。気になる幌も、一部分かすれて、微妙に外からの日光が透けて見える部分もあるのですが、内側からパッチをあてれば、しばらくは大丈夫そうです。

 それよりも気になるのが、リヤスクリーンの曇りです。S2000のリヤスクリーンは、初期型はなんとビニール製なのです(2001年のマイナーチェンジからはガラスに変更)。S2000登場の前年となる平成10年にフルモデルチェンジを行った、マツダロードスターの2代目は、100万円近く安かったのに、すでに熱線入りのガラスを採用しているのに…。

 事実、私がロードスターを買う時に2代目を選んだ理由のひとつに、「ガラスでリヤスクリーンのヘタリを気にしなくていいから」というのもありました。やっぱり、後が見えないのは後方確認がしにくくなるので、危険度が増えるし、いいことはありません。何か対策を考えたいと思います。

 他には特に問題ありません。やたらと速く開閉する電動の幌や、9000回転まで回るエンジンは快調そのものでした。ロードスターではエンジンパワーがちょっと物足りない面もありましたが、一気に130psもパワーアップしたので動力性能的には大満足です。まだ、本格的に乗り始めてはいないので、今後はいろいろあるかもしれませんが、今のところは快調そのものです。また、何か問題が発覚したら、ここでレポートしたいと思います。